一年の計は元旦にあり、一生の幸せは口福にあり。2009年インテリア記事第一弾はキッチンを取り上げることにします。料理好きにとっては毎日たくさんの時間を過ごす大切な空間。あまり料理に興味がない人でも、素敵なキッチンだったら料理をしてみたいと思う。
生ものや火を扱う場所だから、安全性と機能性を重視しかつ清潔感も保ちたい。また快適に料理ができるよう、使い勝手の良い収納には特に気をつけたいところだ。
良い例といえるかどうかわからないけれど、今回はわが家のキッチンを公開。複数の小さなステュディオを一つにしたというアパートのキッチンは、ステュディオ時代の大きさのままで非常に小さい。それに加えて戸棚の半分は使えない(開かない!)飾り戸棚のため、収納できないのならいっそのこと見せてしまおうと決めた。
まず調理コンロの奥とシンク横のデットスペースを利用するため、サイズに合わせてカットした平たい板を購入。Leroy Merlinなどの量販店では板のカットサービスがあるのだ。2枚合わせて8ユーロでゲット! 板の支えはジャムの空き瓶を使用。頻繁に使うものをセレクトして板の上に並べる。ケーキ作りにはまっているので、ケーキ器具はすぐ使えるよう目の前に。何気なさそうでも場所を取るフォークやナイフ、お箸は、高さのあるビンにまとめて立てる。バーカウンターも本来の機能より、コーヒーマシンやフルーツバスケットを置く。色は全体的にウッドカラー、白、シルバーに統一したので、あまりごちゃごちゃした印象が残らないと思う。さて今後は最大の悩みである料理スペースの確保だが、これは難しい。(凛)