9月14日までの土曜と日曜、木々の緑が美しいソー公園のオランジュリーで、クラシック音楽のフェスティバルが開かれている。8月3日は、日本にもファンが多いピアニスト、ニコラ・アンゲリッシュで、バッハのイギリス組曲他を弾く。聴き逃せないのは、30日のフランスの若手ピアニスト、アレクサンドル・タローと31日のプラジャーク弦楽四重奏団。タローは、クープラン、ラモーからドビュッシー、ラヴェル、プーランクまでフランスの作曲家に絞った興味あるプログラム。プラジャークSQは、完璧なまでのアンサンブルの美しさ、知的な構成力、豊かな抒情で、現代最高といってもいい。今回は、モーツァルトの弦楽四重奏曲『狩』やシューベルトの遺作といってもいい弦楽四重奏曲第5番他を演奏する。開演はいずれも17h30から。早めに出かけて、公園をぶらぶらしてから音楽を楽しむぜいたく!(真)
20€/28€、18€/22€(15歳~26歳、失業者)、
5ロ/12ロ(7歳~14歳)。予約は01.4702.2229
RER B線、Parc de Sceaux駅下車。
●ジャズピアノを堪能
パリのジャズクラブ〈サンセット〉で、8月は、ヨーロッパのジャズピアノを堪能できるよい機会だ。
4日は、フランスを代表するピアニスト、バティスト・トロティニョン。ドラムにはベテランのアルド・ロマーノでスイング感がたまらない。5日-7日は、イタリアのピアニスト、ジョヴァンニ・ミラバッシで、自由な広がりを見せる抒情的な世界。ドラムにアメリカのレオン・パーカーというのが楽しみ。25、26日はボージャンZ。クラシックやスラブの香りのするメロディーが交叉する。30、31日はNYでも好評で、最近はモンクの世界にはまっているローラン・ド・ヴィルド。いずれも25ロ。
Sunset : 60 rue des Lombards 1er
01.4026.4660 M。Châtelet