8月20日から25日まで、アルザス地方のミュルーズで国際的な即興ジャズのフェスティバル。フレッド・ファン・ホーヴ*、ソフィー・アニェル*、イレーヌ・シュヴァイツァー*によるピアノソロ、大島裕子(ドラムス)とエヴ・リセール(ピアノ)によるドンキーモンキー*、ノエル・アクショテ(ギター)、スティーブ・ブレスフォード(シンセ)らによるトリオ*、ジャン=フランソワ・ポヴォロス(ギター)、佐藤真(ドラムス)他の赤いハンマー、ジョエル・レアンドル(ベース)、ポール・ローヴェンス(ドラムス)他のトリオ、チャールズ・ゲイル(サックス)トリオ、エヴァン・パーカー(サックス)、バリー・ガイ(ベース)よるカルテット…。 *印のコンサートは無料。それ以外は一晩に二つか三つのグループが演奏して20e。ミュルーズへはTGV Estで3時間ちょっと往復約130e。コンサートの日付・時間、演奏会場への行き方等についての詳細はwww.jazz-mulhouse.org。 |
|
●Megumi Satsu プレヴェール、トポール、ユゴーなどの詩を歌い仏国内でも評判になった80年代のイコン、在仏シャンソン歌手の薩めぐみが、未発表のCDを含めると8年ぶり、ブリュッセルで録音した6枚目のCD『Chansons litteraires des annees 30』 は期待通りの絶品。資料としても価値がある。ピアノをバックに、1930年代に活躍した異色歌手、マリアンヌ・オズワルドがレパートリーに取り上げていたプレヴェール/コスマの作品『朝寝坊』、『子供狩り』などを中心に、アンリ=ジョルジュ・クルーゾーやポール・フォールの詩、同じくブレヒト/ワイルの作品から『スラバヤ・ジョニー』などを仏語で見事に歌い上げている。同時に選曲も、彼女でしか歌えないものだ。今年他界したフランスの思想家・文芸評論家ボードリヤールも薩めぐみの歌を賛辞。(南) |
このCDを購入したい人は megumisatsu.com |
|
|