カナダの東端、アカディアン(仏系住民)出身の自作自演歌手、マリ=ジョー・テリオがパリで本格的デビュー。1月にはモンマルトルの “Cin 71” で歌って好評だったが、今回の公演も大いに期待できそうだ。 白のベビードールを着た金髪の彼女は、自然などをテーマに、英・仏語で歌うだけでなく、様々な楽器を器用にこなして楽しませてくれる。彼女のピアノの弾き語り、とくに音色の美しさと表現力は格別。ケベックの大歌手を讃えたフェリックス・ルクレール賞を受賞している実力派だ。(南) |
12~15日/19h。19~29日/21h。日月火は休演。15€。Fnacなどでも購入可。 Thatre du Renard : 12 rue du Renard 4e 0892.78.2000 |
●トルルス・モルク 昨年シャンゼリゼ劇場で聴いたトルルス・モルクによるシューマンのチェロ協奏曲は、自然な運弓から生まれる柔らかいけれどきちんと芯のある美しい音がシューマンにぴったりで、とてもよかった。今回は英国の実力派ピアニスト、キャサリン・ストット共演で、ベートーヴェンのチェロソナタ第5番、ショパンのチェロソナタ他。 |
29日/17h。16€。 Thatre de la Ville : 2 place du Chtelet 4e 01.4274.2277 M。Chtelet |