●赤ちゃん連れ可能の映画上映は、毎月第1、2土曜11時に開催。場所などは http://rondedesbebes.free.fr/cine.htmで確認。 ●Ludotheque de Boulogne-Billancourt : 22 rue de la Belle-Feuille 92100 Boulogne 01.5518.4549 児童館は年会費15e。 |
||
|
||
フランスの子供たちのヒーロー、ティトフに会いに行こう。 | ||
●Le Monde de Zep 日本ではまだ翻訳されていないけれど、BD(Bande Dessinee)作家ゼップが1992年に世に送ったティトフTiteufはフランスの子供たちに大人気のキャラクター。Le Jardin d’Acclimatationで開かれている展覧会『ゼップの世界』に娘を連れて行ってみた。 近くに住む人、車がある人にはいいけれど、子連れにとってブローニュの森はずれにあるこの公園は少し不便。でもFrance 3のアニメですっかりティトフファンとなった娘はメトロの乗り継ぎもなんのその、公園内に駆け込んでいく。ポルトガル、ギリシャ、中国、韓国語など多国語に訳されたティトフの看板に導びかれながら、ついに地面からにょきりと生えるティトフの前髪に迎えられ会場へたどり着く。 展示内容の中心はもちろんティトフだけれど、他にもゼップが子供のころ夢中で描いた様々なBDの主人公たちや、スーパーヒーローとなったティトフをメビウスやゴシニー、などBD界の巨匠たちが描く、という面白い展示もある。我が娘は、ティトフの制作ビデオが気に入ったようで画面に食いつくように見ている。たしかに、線画から彩色までの間にティトフに命が吹き込まれていくようでおもしろい。展覧会を訪れた子供たちが描いたティトフの似顔絵が壁と床一面を飾っている。やっぱり愛されているんだなー、と実感。ティトフの語彙には良識のある大人が顔をしかめる言葉がたくさんある。”Po croyable !”なんて表現もティトフが流行らせた。思春期にさしかかる彼のまわりは賑やかで、いろんな事件が巻き起こる。乱暴な口はたたくしいたずらばかりするけれど、家族と仲間思いの優しいやつなんだ。この展覧会を見てティトフがますます好きになった。(海)
|
Jardin d’Acclimatation : M。 Les Sablons |
|
|
||