父親が始め、今は息子が受け継いでいるカフェ〈Lou Pascalou〉は、メニルモンタン駅近くの裏通りにあり、今年で開店20年になった。それを記念していろいろな催しが計画されている。〈ルー・パスカルー〉という店名は、前経営者の子どもの名前をとったもので、店内には、その当時からあった、オーベルニュ地方の山並みが描かれた絵が飾ってある。 広場の向かい側にあるレストラン〈La Boulangerie〉の経営者のモモと、このカフェの責任者ムラッドは従兄弟同士。お店の経営以外にも、この界隈の住人たちといっしょにコンサート、映画上映、討論会、ペタンク大会など、活発に催し物を企画している。約50席あるカフェの店内の壁を、アーティストに3週間単位で無料で貸したり、レストランの2階の壁も定期的に展覧会に利用される。 外の木陰にもイスがたくさん並べられている。〈Immeubles en f腎e 建物の住人パーティーの日〉には、長いテーブルを置いて大ピクニックをしたり、〈音楽の日〉には、路上でコンサートがくり広げられる。このカフェで出会ったカップルが、今では子どもをつれてやってくるというケースも30を越えるという。世代が変わっても、昔と同じように、人々が出会い、くつろぎ、情報交換をする場として引き継がれ、近所の人たちの集会所のようなカフェだ。(尚)
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●コンサート(入場無料) 1日/18h : Le Quarteto Cedron 5日/18h : Les 20 x 2 de Mokeit 12、19、26日/18h : Les grands Freres 29日/20h : Festival de la chanson francaise des Zingueurs *Lou Pascalou 14 rue des Panoyaux 20e 01.4636.7810 ミントティー2euros/ ビール2.50euros |