観光客にも知名度の高いジャズクラブSunsetの一階に、姉妹店Sunsideが10月13日にオープンした。アメリカ、フランス、ヨーロッパのジャズミュージシャンたちの演奏を毎晩遅くまで楽しめる。 サンセットは、1980年にポルテ氏が地下のカーブを利用して始めたバーだった。その後、常連のアメリカ人ミュージシャンのアドリブ演奏がきっかけで、本格的なライブハウスへと変貌。今では、当初出演した音楽家たちがフランスツアー時には必ず立ち寄る老舗クラブになった。 長年レストランだった一階が、イス席に100人、カウンターでは30人が立ち見できるジャズクラブに改装された。8年前から店を手伝っている33歳になる息子のステファンが、プログラムと経営の責任者になっている。「アルバムリリース時や、フェスティバルやツアーで来仏しているミュージシャンに出演してもらうように努力している」そうだ。コンサート前にミュージシャンを紹介し、最後に「禁煙にご協力を」と一言つけ加える。朝から夜中まで休む暇もない生活を送っているが、ジャズ三昧の日々をとても幸せに感じていると言う。 そんな経営者の心が出演者や観客にまで伝わってくる。国境を超え、ジャズ好きの集まる “ジャズハウス” という雰囲気がするスペースだ。(尚)
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*Sunside : 60 rue des Lombards 1er |