くつろいでジャズとワインに酔う。Les 7 Lezards N° 423 1998-10-01 6カ月前にマレ地区にオープンした「7匹のトカゲ」は、僕らの仲間に評判がいい。「ジャズがほかの音楽と出会える空間を目指している。10月には “Festival Jazz Biguine”があり、マルチニークやグアドループ諸島のミュージシャンが1週間演奏する。音楽だけでなく、展覧会をやったり、レストランではクレオール料理を出したりしたい」と責任者のティフォさん。プログラムを見せてもらったら、なんと、カッサヴの歌手ジョスリーヌ・ベロアール (19日) やマラヴォワの歌手だったラルフ・タマール (22日、24日) が出演するのだ。 それもカルテットという小編成! 待ち遠しいなあ。 毎水曜日は、一人のミュージシャンが数カ月にわたって好きなパートナーと連続演奏をくり広げる。12月までは、スティーヴ・レイシーとの共演で素晴らしいサックスを聴かせてくれたスティーヴ・ポッツだ。木曜日は、演奏する機会が少ない新人たちのジャム・セッション。金・土曜日は、アラン・ジャン=マリやエマニュエル・ベックスといった一流のミュージシャンが登場する。50人ちょっとでいっぱいになってしまう地下のコンサート会場は、いつ行っても居心地がよく、くつろいで音楽とワインに酔うことができる。 「ここも、14区にあったラルガニエというクラブで一緒に仕事をしていたカロリーヌさんとオープンした。彼女の情熱がなかったら不可能だった、ということを忘れずに書いてほしい。ところで、今度、日本週間というのを共同で企画しようよ」とティフォさんの夢はどんどん広がっていく。 (真) *7 Lezards : 10 rue des Rosiers 4e M: Saint Paul 01.4887.0897 コンサートの入場料は 60F、80F。木曜日は40F。開演は22時。 Share on : Recommandé:おすすめ記事 電子タバコの普及にも ひと役かっている。 故郷アルジェリアにちょっと似ている。 「多様で多彩」な地区。 本物のショコラに導かれて。 肉体と精神のコントロールは自転車で。 コミュニティの連帯感。