■ LE FESTIVAL DE L’EAU
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■ CYRANO DE BERGERAC
エドモン・ロスタンのシラノは、前世紀の終わりから演劇・映画で多くの役者によって演じられてきた。 今回、この世界的に有名な醜い鼻を持つ剣客を演じるのは、若いころは「ジェラール・フィリップの再来」と騒がれたフランシス・ユステール。この役者はシラノには似つかわしくない繊細な顔だちで、最初は戸惑う。だが、愛するロクサーヌを陰から口説くモノローグの場面では、醜い鼻を恥じながらも美しいロクサーヌに恋焦がれる心の葛藤が切実に演じられ、「上手い!」と思わずうなってしまった。3時間弱の長さも苦にならない楽しい芝居です。1/30日まで(火~土/20h30 日/15h30)、120/160f。 (海) |