職業シリーズ第12弾は、11区に診療所を構える一般内科医médecin généralisteのローランスさん。30年近く患者を診察している。そんな彼女の一日を追ってみた。
フランスでは、身体に変調を感じたらまず、内科医である主治医médecin traitantの診察を受けることになっている。
今日の私たちには、治療や予防を受ける権利は当たり前のことになっているが、過去はそうではなかったし、今でも国によっては、この医療を受ける権利が平等に与えられていないことも多い。
ローランスさんに、幼少から夢見た医者という仕事、志をもった若き医師時代、一般内科医という仕事の内容、現在の内科医や救急医たちによるストライキなどについて語ってもらった。(麻)
構成・文・写真:仲野麻紀