8月21日、強制送還のためにロワシー空港へ移送中のアルジェリア人男性(51)が警察車両の中で具合が悪くなり、死亡した。当初、死因は心臓麻痺と発表されたが、司法解剖の結果、おう吐のための窒息と判明。検察は過失致死の疑いで捜査を開始した。同時に、警察による拘束や移送のやり方に問題がなかったか、警察監察局による調査も行われる。警察は16日にも国外退去のために男性を空港に移送しようとしたが、男性が暴れたために中止した。窃盗、詐欺、暴行などの前科10犯のこの男性は国外退去を拒否し続け、回避するための法的手段を探していたという。アルジェリア政府は男性が死亡した詳しい状況の説明を仏政府に求めている。