
透明のガラス瓶入りの食品売場が、南西部オート・ガロンヌ県の大手小売アンテルマルシェ4店舗に2月初めに開設され話題に。
売場を運営するのは、ごみの出ない買物を目指してサロメ&ピエール・ジェロー夫妻がトゥールーズで2018年に設立した「Drive tout nu」社。同社は、乾物、穀物、調理済み食品、肉、チーズなどの瓶詰販売を、当初はネット予約して取りに行くシステムや宅配を利用してジロンド県や北部ノール県などで展開していたが、2024年にトゥールーズ郊外のラベージュ市で自前のスーパー「Super Tout Nu」を開店。2025年の年末には同様の店をリールとレンヌでも開店した。
商品の6割は店から100km以内から仕入れ、有機で高品質の約90品目をそろえる。瓶は一つ10セントで店が引き取る。2021年の「気候レジリエンス法 loi Climat et résilience」*により、売場面積が400㎡以上のスーパーは、その20%を2030年までに包装なしの売場にすることが規定されている。
*欧州気候法では2030年までに温室効果ガス排出量を1990年比で55%削減することが定められているが、フランスでは2021年7月にこの「気候レジリエンス法」が可決された。「消費」、「生産・労働」、「移動」、「居住」、「食」の分野で環境負荷を軽減するための具体的措置が定められている。
