2025年話題になったニュースや出来事、人々の関心事、世相などを反映する、ロベール辞書の検索トップテンから上位3位を紹介しましたが、こちらは、番外編。
12月、この言葉が#でSNS上で飛び交いました。#SalesConnes
ブリジット・マクロン大統領夫人が、コメディアンの舞台を中断させたフェミニスト活動家たちを「sales connes(大バカ女)」と汚い言葉で侮辱したことが話題に。
12月6日、フォリー・ベルジェール劇場でのアリー・アビタン氏の公演中に、女性への性暴力反対運動を行う団体「#NousToutes(私たちみんな)」のメンバー4人が「アビタンは強姦魔」と叫んで公演が一時中断された。同氏は2021年に女性(23)から強姦で告訴されたが不起訴処分になっている。翌7日、公演を見に行ったマクロン夫人は「大バカ女がいれば、追い出してやるわ “S’il y a des sales connes, on va les foutre dehors”」と同氏を励ましたが、その動画が8日に出回った。
夫人は15日、「性暴行の犠牲者を傷つけたなら申し訳ない」と述べたが、その後、私的な場での発言だったと弁解。さらに「私は常時ファーストレディであるのではなく、それ以前に私個人。だからプライベートでは、好きな言葉を発する」と付け加えた。
#JeSuisUneSaleConne
夫人の「sales connes」発言に対抗して、「私も大バカ女だし、それを誇りに思う #JeSuisUneSaleConne 」といった女優ら有名人のメッセージがSNS上にあふれた。あるフェミニスト団体は夫人を侮辱罪で提訴。性暴行で有罪になった俳優のドパルデューを「天才」と擁護した夫のマクロン大統領に通ずる点も…。
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2025年、フランス語辞典ロベール電子版DICOで、検索が増えたベスト10から、ベスト3を紹介しています。
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