文化ヒカク:日仏スポクラ事情 7月15日号

文・もたい ようこ
お手本の意味はいかに?

 世界70カ国以上、約12,000クラブで展開され、およそ週500万人が参加しているという、レスミルズプログラムというのがある。10アイテムあり、格闘技系有酸素運動ボディコンバットにはじまり、ウエイトトレーニング系ボディパンプ、ダンス系ボディジャムなどが人気。
 3カ月ごとに新プログラムが発表され、その都度、インストラクターのビデオを忠実に見て勉強し、クラスがはじまる前から、スタジオの前で予習してしまったりするのは日本人に多い。
 ネット掲示板などでも、いかに有名イントラのように動くか?などせっせと議論されている。
 一方、フランス人は、そんなのお構いなし。うまかろうが、どんなに傍目からみてかっこ悪かろうが、自分ができるだけのことをしている。そして、なぜか楽しそうだったり、陶酔してたりして、見ているほうまで、ニヤっとしてしまうことも。
 「○○でなければならない」という足枷のない、自由を楽しむ原点をそこに見出すことができる。ゆえに、場合によっては、ものすごく個性的で、かっこいいセンスを誇る人がいて、とても刺激になるのだ。
 さて、ボディコンバットの後ろ蹴りだが、多くの人 (特に女性)が後ろを見ながら、敵を想定してキックせずに、ただ後ろ足をあげ下げする、間抜けなロバみたいな動きは日仏両国で見受けられる。