どちらもモモpêcheと親戚だが、違いは、モモの表面には柔らかな毛が密生しているのに対して、ブリュニョンとネクタリンの表面はすべすべとなめらか。洗えばそのままかじってもおいしい。でもフランスでは、モモも皮ごと食べてしまう人もかなりいるけれどね。味は、モモのとろけるようなおいしさはないけれど、しっかりとした歯ごたえの身には、軽い酸味もあり、そのまま食べてもおいしいし、ジャム、コンポート、タルト、フルーツサラダにもおすすめ。モモにも白桃、黄桃とあるように、ブリュニョンとネクタリンにも身が白いものと黄色いものがあるが、黄色いものの方が甘みがある。でもボクは白身のブリュニョンが好み。特に完熟したものは白桃に負けない。ブリュニョンとネクタリン、外見的にはまったく違いはないけれど、前者が身が種にくっついているのに対し、後者は身が種から自然と離れる。9月末まで食べごろです。