Yes !
「Yes !」 も若者たちの間で流行っている。「J’ai deux invitations 招待券2枚あるよ)」と友だちに電話したら「Yes !」という喜びの声!この「Yes」、「はい、そうです」ではなく、願いがかなったり、思い通りにことがすすんだ時の「やった!」という喜びのひと言です。
C’est énorme !
ラグビー選手権決勝でカストルが予想外の勝利。さっそくカストル出身の友人に電話したら「C’est énorme ! Je peux pas le croire !」と大喜び。「une somme énorme」 だと「大金」だが、「C’est énorme !」は、ある事実や状況が「すごい、並外れている」と言っているのです。なぜか庶民的男性がよく口にする表現だ。
Carrément !
食いしん坊の友人を「Tu viens dîner chez moi ?」と誘った。そしたらニッコリ「Carrément !」最近、若者がよく使う表現で、「もちろん大歓迎」、「願ったりかなったり」という意味だ。「carré四角い」という形容詞から来ている副詞だが、「四角く」が「はっきりと」「思い切って」の意味になり「Vas-y carrément ! 思い切ってやれ!」などと使われる。これがさらに転化して「願ったりかなったり」の意味に。
branché
「C’est un des bars les plus branchés de Paris !」と友人が言い張るバーに出かけてみた。「brancher」はコンセントをプラグに差し込んだりすること。そこから「branché」は「流行に通じている」という意味の形容詞になった。「à la mode」と同義語です。流行に乗っている人のことも「branché(e)」という。なるほど、皮張りの長いカウチ、しゃれたカクテル、客もまったく「branché」の先端をいっている感じだ。
Ok !
「Je peux passer ce soir chez toi ?」とたずねたら「Ok !」とい返事が返ってきた。以前は「D’accord !」だったが、最近は「Ok !」。SMS(携帯メール)の時にも短くていい。「C’est ok pour demain soir ?」などとも使う。
Il a de la tchatche
最近若者の会話でよく耳にするのが「tchatche」語源はスペイン語の「chachara」で、「おしゃべり」という意味。「Il a de la tchatche」だったら「彼はおしゃべりだ」ということになる。「C’est un beau tchatcheur !」などともいう。「口先だけは立派だけれど…」といったニュアンスだ。
T’inquiète…
「Tu seras là demain à 10h, hein ? Sûr ?」「明日10時に必ず来てくれよ」と、息子に念を押したら、「T’inquiète…」と涼しい返事。肯定形だけれど意味はひっくり返って「心配しなくていいよ」これも若者が大好きな言い回しだ。
snob
ブランシェたちは「snob(上流気取り、きざな、時流を追いかける)」人種であることもしばしば。「Elle est un peu snob」と言われたら、少々軽蔑の意味がこめられている。あるパーティで、上流気取りの彼女、僕に話しかけもしない。そんな時は「Elle me snobe」。「気取って相手にもしてくれない」という意味です。今年の春は、「Le soleil nous snobe」で雨続き。
Ça te dirait…
ふだんから気になっている女性に、思い切って「Ça te dirait d’aller au cinéma ?」とたずねた。この場合の「dit(dire)」は「言う」という意味ではなく「心に訴える」というニュアンス。「映画にいく気はありませんか?」とたずねたわけだ。そしたら「Ça ne me dit rien(あまり気が乗らないわ)」「Ça te dirait d’aller manger ?」と聞いた方がうまくいったかな。