「フランス語は常に向上心を刺激する言語」

大学の講義ではほとんど黒板を使わないため、聞き取りの力が必要だった。
大学の講義ではほとんど黒板を使わないため、聞き取りの力が必要だった。

◎加藤磨呂(35歳、京都市) 

 高校生のころから映画が好きだった加藤さん、次第に字幕と原語の違いに興味を持ち始めた。しかし当時は英語、そのうちに京都のブリティッシュ・カウンシル(現在は閉鎖)で英語を学び始める。たまたまその近くにあったのが、関西日仏学館(現アンスティチュ・フランセ関西)。言葉への興味から、フランス語も学び始めた。
 そのうちに上達が明らかなフランス語の方が英語よりも面白くなってきた。授業以外でも日仏学館のカフェや図書室などで過ごし、先生たちとも交流を深める。そうして2年、さらにフランス語を究めようと、まずは3ヵ月の短期留学でモンペリエへ。戻ってくるとすぐに、グルノーブル大学付属の語学学校での長期留学を準備し、2002年9月に渡仏。
 その後は「勉強一筋」の生活。一年間の語学学校のあと、FLE(フランス語教授法)のコースに登録。渡仏したときからフランス語に磨きをかけるために、レベルが高いと聞いていたグルノーブルでFLEに進むつもりだった。まわりはヨーロッパの人ばかりで、何とかがんばって、一年間のコースを終えた。そしてさらにレベルアップを目指す。次は大学しかない。
 2004年にリヨン第2大学に登録。もう同級生はフランス人だけ。FLEの勉強とは比較にならない。最初のテストは2/20点。毎日、家に帰ると、その日の授業のノートをパソコンで打ち直すだけで真夜中、復習する余裕もなかった。とにかく「頭から湯気が出る」くらいに勉強した。これが4年続く。
 2008年、言語・教育学でLicenceを取得。完全燃焼、「やりきった」と感じた。何かをつかんでこようと思ってきて6年、それができた達成感、高揚感は言葉では言い表せない。すでに30歳を過ぎていた。将来のことも考え、日本に戻る時期だと思い、翌年3月に帰国。
 みるみるうちにフランスにひかれていったよ
うな加藤さんだが、フランスとのつながりは、芸術やグルメなどではなく、純粋に言語としてのフランス語への興味だった。辞書をめくっているだけでも面白い時期もあった。わからない単語に出会うとすぐに調べないと気がすまないから、小説などは読むのが大変になってしまうし、映画もフランス語の表現に気をとられて、ストーリーを追えないくらい。「フランス語の魅力は、難しいところ」。だが「常にやる気にさせてくれる言葉、これからも一生勉強を続ける」という。
 2011年、かつてお世話になった関西日仏学館の求人を目にした。フランス語を教えることにも興味があったが、フランス語を使えて、しかも最初にフランスと出会い、フランス語を教えてもらった場所で仕事ができることは夢だった。現在はアンスティチュ・フランセ関西の語学留学ビューローで、これまでの経験を生かし、留学を計画している人をサポートしている。
 アンスティチュではいろいろな文化イベントがあり、アートにも興味がでてきた。フランスには、言葉以外に様々な魅力があり、これからはそれらを発見していく喜びがある。(樫)

フランス語学留学ビューロー(関西)
http://enfrance.ifjk.jp/
フランス語学留学ビューロー(東京)
http://www.institut.jp/ja/apprendre/enfrance

Maro étudiait l’anglais au British Council à Kyoto (fermé à présent). Près de là, se trouvait l’actuel Institut français du Japon-Kansai. Son intérêt pour les langues, pousse Maro à apprendre le français. En deux années, faisant beaucoup plus de progrès en français qu’en anglais, il décide alors de partir en France en 2002. Il passe trois mois dans une école à Montpellier puis il se rend à Grenoble pour un long séjour d’études. Après une année d’apprentissage dans une école de langue, il s’inscrit au cursus de F.L.E et finit par obtenir son diplôme malgré toutes sortes de difficultés. Ensuite, il cherche toujours à améliorer son niveau. En 2004, il décide de s’inscrire à la faculté des sciences du langage et de l’éducation de l’Université de Lyon II. Les cours étaient encore plus difficiles. A son premier examen, il récolte un 2/20 ! Mais persistant dans sa résolution, il parvient à obtenir sa licence en 4 ans. Il n’y a pas de mot pour exprimer son sentiment d’être allé au bout de lui-même, d’avoir littéralement épuisé toutes ses capacités. A déjà plus de 30 ans, le moment de rentrer au Japon était venu.

Pour lui, «le charme du français réside dans sa difficulté». La langue française l’inciterait à le faire progresser toute sa vie durant.


 

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