●Ruben Brulat “At the edge of brink”
21歳のフランス人写真家の初個展。人気のない鋼鉄のジャングルとなった夜のデファンス地区に横たわる裸の人、雪山と海をさまよう裸の人…性別も国籍もない生き物として純化された人間と環境の差異が、不思議な世界を作り出す。7/3迄。火-土14h-19h。
Chambre avec Vues : 3 rue Jules Vallès 11e
●Greenart
6月5日の「世界環境の日」を記念して、写真、彫刻、絵画など、廃棄物を使ったリサイクル芸術を展示する。
6/20迄。月-金14h-19h、土は予約制。
Reflexgallery : 62 rue Jean-Jacques Rousseau
1er 01.5534.7777
●Irving Penn “Les Petits Métiers”
1950年代から、パリ、ニューヨーク、ロンドンで働く市井の人々を仕事着のままアトリエに呼び、撮影したシリーズ。料理人、消防士、アイスクリーム売りなどが、てらいなくポーズを決めている。7/25迄。
Fondation H.B.C. : 2 impasse Lebouis 14e
●Urlich Hachulla, Arno Rink, Michael Triegel “Trois peintres de Leipzig”
1950年以降にライプチッヒ美術学校から生まれた「ライプチッヒ派」の画家ウルリッヒ・ハチュラとアルノー・リンク、そして彼らの弟子で、「新ライプチッヒ派」と呼ばれる、ベルリンの壁崩壊後の世代のミカエル・トリーゲルの3人展。伝統を踏まえた高度なテクニックに支えられた具象の世界。7/10迄。火-金11h-19h、土14h-19h。
Galerie Alain Blondel :
128 rue Vieille du Temple 3e
●Dialogues “Poul Pedersen”
デンマーク人アーティストのポール・ペデルセンが、同国人の若い世代のアーティストと絵を交換して対話する。フランス人心理学者とは、同じ石からインスピレーションを得て、ペテルセンが絵を、心理学者が文章を作る。若いフランス人アーティストとは、ポンピドゥ・センターの同じ絵からそれぞれが作品を作り、それを持ち寄って対話する。もう一人とのかかわりから生まれた作品群。三つの展覧会をデンマークで終了後、パリで一緒に開催。
7/11迄(月休)。
13h-19h(土日18h)。
Maison du Danemark :
142 av. des Champs-Elysées 8e
●Ménoré, un empire sur le Nil
紀元前3世紀から紀元4世紀にかけてナイル河の上流、スーダンに栄えた都市メノレを、200点の出土品から読み解く。日々の生活、社会の仕組み、女王の存在など。9/6迄(火休)。
ルーヴル美術館
●Willy Ronis
昨年99歳で没したフランス人写真家。コミュニストだったロニスは、都会で生きる庶民の日常生活や工場労働者の仕事の一シーンを、共感をこめて切り取る。詩情あふれる作品群。
8/22迄(月休)。
Monnaie de Paris :11 quai de Conti 6e