フィーユ・デュ・カルヴェール駅(8号線)の目の前にある独特の外観を持つ劇場が、〈Cirque d’hiver 冬のサーカス〉。その名の通り、毎年10月下旬から2月末までの期間、子供たちが待ちに待ったサーカスの公演がかかる。劇場は、昨年12月にリニューアル。その歴史は1851年までさかのぼることができ、8代にわたり経営にあたっているのがブーグリオーヌ家だ。 | Cirque d’hiver “Etoiles” |
入り口にはCompletとあり、本日も大入り満員。劇場内はまるで縁日で、ウキウキしているのは子供たちばかりではない。プログラムにはじつにたくさ んの演目が並ぶが、オーケストラの生演奏にのって、次々とテンポよく進行し、観客をまったく飽きさせないのはさすが。舞台装置を取り換える合間に、登場す る道化師たちの絶妙なやりとりも楽しい。猛獣使いや空中ブランコ、ジャグリングやアクロバットなど、2時間があっという間に過ぎていく。 |
|
ハッピーをたっぷり堪能したら、北マレにくりだそう。フィーユ・デュ・カルヴェール通りにある〈Balouga〉や〈Lieu commun〉、ポワトゥ通りの〈The Collection〉などのデザイン家具・小物・雑貨の店を訪れてセンスを磨きたい。このあたりは、モード系のブティックを中心に日曜でもオープンして いる店が多く、散策にぴったしだ。 |
Les succulents cactus サボテン専門店! 111 rue de Turennes 3e |
さて歩き回って小腹が空いたら、ブルターニュはカンカルに本店のあるクレープ店〈Breizh Café〉へ。クレープそのもののおいしさを味わうなら、やっぱりバターと砂糖だなぁと実感。バターは、サンマロの「ボルディエ」使用で、購入もできるのがありがたい。(里)
Rougier & Plé |
Ets. Jacquin Chez Nénesse |
{BREAK}
cirque et curiosité ●Cirque d’hiver Bouglione 1 家族経営ならではのほんわかしたムードのなか、国際色豊かなアーティストたちがくりひろげる楽しいサーカス。 “Etoiles” 10月25日~2009年3月1日迄。学校休暇期間以外: 水14h土日14h/17h15。 学校休暇期間: 毎日14h/17h15(年末年始の特別日程あり)。 45€/40€/35€/30€/23€/20€/10€。 *20€以下は劇場窓口のみ販売。インターネットやFnac、Carrefourなどでも購入可。 110 rue Amelot 11e 01.4700. 2881 www.cirquedhiver.com ●Potager des oiseaux 2 ●Marche des Enfants Rouges 3 |
restaurants ●Chez Nénesse 4 昔ながらの食堂風。シンプルで家庭的なフレンチ。本日の一品10€~。土日休。 17 rue de Saintonge 3e 01.4278.4649 ●Breizh Café 5 そば粉や小麦粉、バターやシードルなど、ブルターニュ名産にこだわるクレープ店。月火休。 109 rue Vieille du Temple 3e 01.4272.1377 boutiques |