2001年からパリを中心に活動をしている石原歩さんの2回目のソロコンサート。エディット・ピアフやジャック・ブレル、ボリス・ヴィアン、バルバラ、レオ・フェレ、モーリス・ファノン、シャルル・トレネの曲を、仏語と日本語で歌う。日本ではあまり知られていないシャンソンやコミックな曲も紹介される。 美輪明宏、菅原洋一も出演する名古屋のシャンソニエでデビューしたのが1989年。毎年パリのライブハウスでコンサートを行ってきた。日仏シャンソン協会の文化交流功労賞も授与。4年前からはパリでフランス絵画史、文学を学びながら、歌詞の訳も始める。理想は「どんな言葉で歌っても、聴き手の心に響く歌を歌えること」 シャンソンは、3分間で語る人生のドラマ。「曲の中でいろんな人の人生を語り、演じることができ、そこで表現される詩の世界に魅了された」 パリに来てから一番感動したコンサートで、ピアノの伴奏をしていたのがジャン=ルイ・ベイドンさん。その後縁があり、今回のコンサートでも彼のピアノで歌うことができる。夏には日本でのコンサートツアーも計画されている。名前の通り、願ったことが、一歩一歩着実に実現されていっている。(尚) |
28日/21h。
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●歌劇『メディア』 コルネイユの戯曲をもとにルイジ・ケルビーニが作曲した名歌劇。マリア・カラスが得意としていた悲劇の母メディア役には、中低音域が美しいメゾソプラノのアンナ=カテリーナ・アントナッチ。演技力も抜きん出ているだけに期待大。演奏はエヴリーノ・ピド指揮するトゥールーズ国立管弦楽団。 6月30日、7月3日、8日/19h30、 5日/16h。11~114E。 Theatre du Chatelet : 1 place du Chatelet 1er 01.4028.2840 |
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DANCE ●Rencontres Choregraphiques – Japon 16日~18日:「舞踏」から出発しながら、身体が内包する動物性を再発掘し続けている七感弥広彰(ななみ こうしょう)。今回の “Blancheur sauvage” でも、空間と対峙しながら瞬時に切り込む鋭角的なダンスを展開。 23日~25日:パリで活躍している財津暁平と渡辺真希のデュオは、 “Seuls” と題されているように、宇宙に独りっきりの男と女が身体の奥底にひそめている記憶と傷を探る。いずれも20h30。 18E/13E/5E(16日と23日に限り13区の区民割引)。Theatre du Lierre : 22 rue du Chevaleret 13e 01.4586.5583 M。Bibliotheque Francois Mitterrand ☆オヴニーの読者10名様を、どちらかの公演のご都合のいい日にご招待。編集部まで電話の上(01.4700.1133) |
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