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パリの真ん中にある小さな動物園。 | ||
![]() 植物園内の動物園は、創設当時からの外観を保つ世界最古の動物園なのですって。知っていましたか? ヴェルサイユにあったオルレアン公所有の王立動物園の動物や、大道芸で禁止された動物たちを集めて5.5ヘクタールの敷地にこの動物園ができたのは1794年のこと。狭いため大きな動物は飼育できないけれど、約240種の哺乳類、270種の爬虫類、400種の鳥類が現在共存している。 私の娘は、家の近くにあるこの動物園が大好き。幼いころは〈Petite ferme〉でヤギや鶏、子羊や子豚にえさをやり、今はサルのいる〈Singerie〉、トカゲのいる〈Reptiles〉とカエルや蛇のいる〈Vivarium〉を毎回必ず訪れる。 植物園側からも見ることのできた人気者の熊たちが、この冬、突然小型の赤毛パンダに姿を変えた! 飼育担当者によると、大きくなった熊にはこの動物園は窮屈なのでトワリー野生動物園に居を移したのだという。なるほど、窮屈そうだったからなー。今はきっと幸せに暮らしているのだろう。トラなど野獣の餌付けは月、水、金、日曜のみの見学と決まっているけれど、ロバ、ラマ、ラクダなどに干草をあげるのんびりした光景には常時出会える。また、ここでは動物の生理学、習性学、病理学、遺伝学などの研究が盛んに行われたり、モンゴルに生息するモウコノウマや南米生まれのライオンタマリンなど、絶滅しつつある動物の保護が試みられているのはご存知? 小さくたって実に素晴らしい動物園なのです。(海) La menagerie du jardin des Plantes : 57 rue Cuvier 5e M。Gare d’Austerlitz 毎日9h-18h開園。大人7€/4歳以上5€。約2時間の見学コースは01.4079.3600へ予約を。 |
![]() ●Musique populaire bresilienne Cite de la musiqueで〈ブラジル大衆音楽〉展が開かれている。南米のインディオの音楽に、奴隷として連れられてきたアフリカ人の音楽、そして移民といっしょに海を渡ったヨーロッパ音楽が混ざり合って、ショーロ、サンバなどの音楽が生まれてきた様子が、イヤホンを通じてさまざまの音楽を聴きながら分かるようになっている。いつの間にか踊りたくなるような楽しい展覧会だ。(真) 6月26日まで(月休)。6.5€/3.2€。 Cite de la musique : 211 av.Jean-Jaures 18e M。 Porte de Pantin www.cite-musique.fr *5月28日、6月11日、25日(14h30-17h): |
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