アンヌ・バケは、シャンペングラスが弾けるような甲高く澄んだ色彩感のある声の持ち主。ムスタキやジャン・ノアンの歌からチャイコフスキー、ラフマニノフの作品まで、音楽への深い知識で美しく磨かれたソプラノで歌う。今回のステージでもあっと驚くいろいろな仕掛けがいっぱい。古典的な慎みをそなえた内容のレパートリーと芝居がかった彼女のステージは、音楽の歓びを、聞く人々に惜しげなく分かち与えてくれそうです。(南) 26日迄。火~土/19h。日/15h。 15€/20€。 Theatre du Renard : 12 rue du Renard 4e 01.4271.4650 |
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●Alexandre Tharaud 日本でもファンが多いフランスの若手ピアニスト、アレクサンドル・タローといえば、ラモーに始まり、サンサーンス、ラヴェル、プーランクなど、フランス音楽が得意ということになっているが、今回のリサイタルは全曲バッハ。バッハが、ヴィヴァルディ、アルビノーニなどイタリアの作曲家から影響を受けて書いたメロディーの美しい曲が並ぶ。 12日/17h。16€。 Theatre de la Ville : 2 place du Chatelet 4e 01.4274.2277 |
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