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パリにはいろんなサーカスがある。 | ||
サーカスの歴史は長い。時は16世紀半ば、イギリス人フィリップ・アストレーが、パリ3区タンプル通りに馬を中心とした出し物を披露したのが、フランスにおけるサーカスの幕開け。こんな歴史と伝統のあるサーカスを娘と一緒に探検してみた。 まずはサン・クルー公園内(セーヴル側)に11月末までテントを張るAlexandra Franconiのサーカス。2時間近い出し物は、リヨン出身でギニョルの有名な使い手を母に持つピエロBobosの語りと芸にかかっている。Bobosの軽妙な語り口は楽しいけれど、動物の出演がほとんどない(インコのような鳥だけ!)サーカスというのは、子供にとっては少し退屈かもしれない。 動物がたくさん出ている、と評判のDiana Morenoのサーカスにも足を運ぶ。こちらはPorte d’Aubervilliersにあり、トラにゾウ、シマウマ、ダチョウ、ラクダなど、噂どおり「動物使い」の出し物が存分に楽しめるし、その他の芸の質も音楽のセンスもいい。家族的な雰囲気も気に入った。 パリの11区には70年以上の歴史を誇るCirque d’hiverがある。ビロード張りの内装はサーカスの古き良き時代を彷彿させて美しい。10月23日からは “Bravo” と題した新公演。(海) *Cirque Alexandra Franconi : 水土日15h、毎月第2土曜日には *Cirque d’Hiver Bouglione : 水金土日。学校の休暇中は毎日。 |
●Paris Momes
*予約購読は、姓名、住所、子供数を明記し、19 €の小切手を同封し、Paris Momes(5 rue de Charonne 75011 Paris)まで。 |
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