タバコ屋さんが全国から集まり抗議デモ。


「ラファランが私を殺した」ニンジンの形をしたタバコ屋の看板とガイコツ。

デモ行進の先頭。「私たちが生き延びられるために」 

passer a tabacは、俗語的な表現で「激しく痛めつける」という意味。 

最後は、エッフェル塔の前で抗議集会。 
11月24日午後、ダンフェール・ロシュロー広場からシャン・ド・マルスまで、タバコ販売業者約2万人(販売店は全国で3万4000軒だからかなりの動員数!)がデモ行進。10月に続く来年1月のタバコ値上げに反対して気勢が盛り上がった。
10月の値上げで売上高がおよそ20%落ちただけでなく、ヤミで売られる密輸入タバコが急増し、またタバコ屋をねらった強盗も多くなり、1月にも値上がりすれば、タバコ販売業は成り立たなくなってしまう…というのが彼らの主張だ。来年には地方選挙や欧州選挙を控えているので、「販売業者は3万ちょっとでも、そのお客は数百万」と政府に圧力をかけようというのが、このデモのねらい。右翼の国民戦線党などは、早ばやとタバコ販売業者を支持している。
とはいえ、ガン対策は、シラク大統領の目玉公約であったし、そのいちばん有効な手段の一つはタバコの値上げ。1月に20%値上げされると、若者を中心に禁煙する人が10%近く増えることが見込まれ、ガンによる死亡者もそれに比例して

減少するわけだが、そういう視点は、タバコ販売業者にはまったく欠如しているようだ。数日後、選挙のことしか頭にない政府は、1月の値上げを8%から10%に押さえることを決定した。
(文:真/写真:清水大成)


 

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