明るくシンプルな内装にちょっぴりエスニックな雰囲気が心地よい空間で、パリでは珍しい台湾風タピオカ茶が飲める。ここのタピオカ(マニョクの根からとるでんぷん。食感は日本の葛に近いけどもっとゼラチン質?)は黒っぽく大きめなもちもちした球体。お茶の中に沈んでいるタピオカを太いストローでいただくと、つるっと口に入る感触が気持ちいい。アイスとホットの紅茶、ジャスミンの香りの緑茶ほか、コーヒー、黒胡麻、ピーナッツ、タロ芋などのフレーバーも楽しい。ミルクと砂糖入りだけど好みで調節してもらえる。温かいお茶の中のタピオカも不思議な心地よさを感じる。
にぎわってるお昼どきを避け、少し遅めにやって来た私たちは、好みのお茶かグラスワインまたは焼菓子がつく昼のセット(12€)、塩味の点心dimsum 7点の盛り合わせ(9€)とお茶(4.5€)を頼んだ。
昼のセットは曜日で替わるが、きょうは、衣が薄くカリッと香ばしく、八角などの香りが漂う台湾風トンカツ、歯ごたえある茹で上がりでまろやかな香りの醤油風味のブロッコリー、ほのかな酸味とシャッキリ感でさっぱりした台湾風野菜の浅漬けで、ごはんもすすむ。黒胡麻タピオカ茶は自然な甘みでデザートにもいい感じ。点心は焼餃子3個、チャーシューとカブのパイ包み、香ばしく焼き上げられた台湾独特のカブのお焼き風、ほんのり塩味で八角の香りがする紅茶で煮込んだ卵。ストレートのタピオカジャスミン茶ともよく合う。お菓子も台湾風とフランス風をアレンジしたオリジナルなものを楽しめる。(珠)
ZENZOO Salon de The
Adresse : 13 rue chabanais, 75002 Paris , FranceTEL : 01.4296.2728
月~金11h30-19h30/土11h30-22h30