イラク反戦の大波でパリも揺れた。 “No Blood for oil”

2月15日、米国が固執するイラク攻撃に反対するデモが、世界の600都市あまりで繰り広げられた。参加者数は、ベトナム戦争当時の反戦デモを上回る1000~1200万人で、史上最大の規模にふくれ上がった。
ヨーロッパでは、英国100万人、スペイン400万人、イタリア300万人など、政府が米国の戦争優先主義に追従する国々での動員が目立った。
シラク大統領が、国連による査察継続および平和解決を掲げているフランスでも、50万人がデモ。パリではダンフェール・ロシュロー広場出発の行進に20万人が参加した。
差し迫って来た戦争の気配にいたたまれなくなった市民たちの、自発的な個人参加が大部分を占め、思い思いのプラカードを掲げたり、親子で調子を合わせて「Non」、「a la guerre」と叫んだり、ちょっとカフェに寄って休んだり、同じく平和を願う多数の人たちといっしょに歩く心強さを味わっていた。
「アメリカ人はブッシュの戦争に反対」「ブッシュよ、カウボーイゲームはもうおしまい」などのプラカードを掲げたアメリカ人も多く、大きな拍手を受けていた。
平和か戦争か、これからがヤマ場だ。(真)

photo : Antenna