文と写真:林瑞絵/佐藤真/ダン・ベロー
パリとマルセイユを3時間~3時間15分で結ぶTGV Méditerranéeが開通し、遠い感じだったマルセイユがぐんと近くなった。
オヴニー・スタッフ3人は、さっそく地中海に面したこの大都会を訪れた。サン・シャルル駅に降り立つと、もう、どこか海の光、潮風の匂い…。パニエ地区の古い街並みを散歩したり、船でイフ島に渡ったり、ル・コルビュジエ設計の団地を訪れたり、ピザやとれたてのスズキの塩焼きを食べたり、一泊二日の忙しい旅だったが、庶民的で、コスモポリタンなマルセイユの魅力のトリコになってしまった。
マルセイユの人たちは、この “地中海TGV” でパリ文化が押し寄せてくるのを警戒しているようだけれど、パリでマルセイユ風な生き方が大流行するのでは、というのがオヴニーの予言です。
マルセイユっ子が愛飲しているアペリチフといえばパスティス。このマルセイユ特集号を記念して、カザニス、51、リカールの三種のパスティス試飲会。7月19日17時半より、エスパス・ジャポンにて(9 rue de la Fontaine au roi 11e 01.4700.7747)。
参加無料。