パリ市が犬のフン対策に当てる費用は、年間約6000万フラン。去年の11月までは、デコー社のモト・クロットというバイクが歩道のフンを吸い取っていたが、 あまりに高いこのサービスにパリ市は愛想をつかし、現在、他の企業との契約を検討中だ。
しかし、その間にもフン害の苦情が各区役所に殺到。17区のレモン区長さんは一週間で10通以上の手紙を受け取るようになった。フンを歩道に放置すると700~1000フランの罰金で、去年のパリ市内の罰金支払い令900件のうち、300件が17区というくらい、厳格な区なのだが…。 |