最近はやりのカフェが次々とオープンしているオベルカンフ通り近くに、面白いコンサートの聴ける音楽カフェがある。「パリで世界中の民俗音楽のライブが聴けるのはサテリット・カフェ、と言われるようになりたい」とプログラム担当のフランソワーズさん。彼女の理想は、このスペースが、ミュージシャンにとっては自分の家のようになり、いろいろな人や文化が出会うこと。 毎月テーマを決め、世界の音楽をさまざまな角度から紹介している。4月はアコーデオン、5月は弦楽器、6月は女性ボーカル。南米、中近東などの音楽家たちのプロモーターとして長年仕事をし、世界の文化や音楽に好奇心旺盛な彼女ならではの特徴あるプログラムだ。文学好きで女優としても活躍していたことがあり、「都市と愛」、「鉄道」といった詩的なテーマのコンサートも企画されていて、演奏内容が楽しみだ。 4月の「アコーデオン特集」は、7日と8日がパーカッションとのセッション。14日と15日がタンゴ。22日と23日が中近東およびジプシー音楽。28日、29日、30日はボーカルが入ってミュゼット。 コンサートは毎週火、水、木の夜9時から。入場料は50F。テーブル席 (120席)とカウンター席があり、座ってゆっくり聴きたい人は早めに出かけたい。飲み物は34Fから (尚) |
* 44 rue de la Folie-Melicourt 11e 01.4700.4887 |