パリ郊外散歩 N° 412 1998-03-15 日本代表チームは来られないかも知れないけれど。 Stade de France スタッド・ド・フランス サッカーの“Coupe du Monde”のメイン会場、スタッド・ド・フランスを見てきました。サン・ドニの町はずれ、高速道路と運河に囲まれた殺風景な場所に出現した、銀色に輝く大円盤です。 ロワシー空港へ向かう RER・B線の新しい駅から、工事現場の中を広い歩道が伸びている。“Bienvenue Saint Denis” のノボリがはためいてなんとなくお祭り気分です。 広いテラスの見学用入り口には老若男女大勢の人。競技場を見るだけなのにと思いながら列に並ぶ。入場料が35フラン、ガイドつき見物ならなんと90フラン!、それでも半分くらいが「普通は入れない控え室なども見られます」の声に集まります。 長い階段を地下(といってもグランドの面なのですが)へ下りる。高速道路から直結した車寄せがあって選手たちはそのまま選手控え室に入る。外のファンとは接触しないしくみです。「ジョニー・アリディもストーンズも同じです」……更衣室やシャワールームなどを見ます。「ここにロコが座るんだ」とうれしそうに記念写真を撮る人も。でも「刑務所みたいね」とつぶやくマダムに思わずうなずいてしまう。 トンネルのような選手入場口から大歓声の轟いていないグランドヘ。問題の芝生も屋根からの照明で実に鮮やかです。8万人収容の大スタンドは区域ごとに高い鉄柵で囲まれている。観客席のてっぺんから見た、サン・ドニ大聖堂と、モンマルトルの丘の姿が印象的でした。 (稲) ● Stade de France の見学は、使用されていない日の10時30分~12時、14時~17時30分。35F/28F。(ガイド付き見学は約1時間半、90F/65F) 01.55.93.00.45 Share on : Recommandé:おすすめ記事 電子タバコの普及にも ひと役かっている。 故郷アルジェリアにちょっと似ている。 「多様で多彩」な地区。 本物のショコラに導かれて。 肉体と精神のコントロールは自転車で。 コミュニティの連帯感。