念願の翻訳、 『仮面の告白』。 2019-03-16 本 0インタビュー ドミニク・パルメさん 作家、三島由紀夫の壮絶な切腹自殺から、来年は半世紀を数える。死後50周年に先立ち、初期の傑作小説『仮面の告白』(1949年)の新仏語訳が、ガリマール社から出版された。当時24歳だった早熟な三島の作家としての地位を確立し、自叙伝的要素が濃いこの作品は、 [...]
日本美術への情熱を みんなと分かち合いたい。 2018-10-15 アート 0インタビュー Manuela Moscatielloさん パリ市立チェルヌスキ美術館学芸員・日本美術責任者 この秋と冬は若冲の「動植綵絵(さいえ)」につづき、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」など、琳派の傑作がパリで見られる!…「ジャポニスム2018」の目玉といえる展覧会ふたつをフランス側で企画し [...]
相撲の稽古は、 厳しく、楽しく。 2018-08-31 インタビュー 0インタビュー日本が好きなフランス人 アントワーヌ・マルヴィエさん Sumo-Paris主宰者 アントワーヌ・マルヴィエさん(48歳・写真左)は、フランスで唯一の相撲クラブ Paris-Sumo*の主宰者だ。《大相撲パリ公演》を偶然テレビで観たのが相撲との出会いだった。千代の富士、曙や小錦らが出場し、若・貴兄弟対決 [...]
クレマンソーとジャポニスム。 2018-07-23 インタビュー 0インタビュー日本が好きなフランス人 マチュー・セゲラさん トロカデロ広場の近くに、ジョルジュ・クレマンソー(1841〜1929)が33年間暮らしたアパルトマンがある。庭や書斎、美術品が壁にびっしりと飾られた居間など当時の面影をとどめた家は、今はクレマンソー博物館になっている。 ここで開催されている『クレマンソーと [...]
『泳ぎすぎた夜』 五十嵐&マニヴェル両監督インタビュー 2018-05-03 舞台・映画 0インタビュー 『Takara, la nuit où j’ai nagé(泳ぎすぎた夜)』 五十嵐耕平 & ダミアン・マニヴェル監督、インタビュー。 青森県弘前市。主人公は7歳の少年TAKARA(本名も古川鳳羅(たから)くん)。魚市場に勤めるお父さんに絵を届けようと、雪が通 [...]
映画『OH LUCY!』 平柳敦子監督インタビュー 2018-01-26 舞台・映画 0インタビュー フランス風に言えば「メトロ、ブロ、ドド(地下鉄、仕事、睡眠)」。それが、東京で暮らすアラフォーの独身OL・節子(寺島しのぶ)の日常だ。ある日、姪っ子から頼まれ、英会話教室に参加する。そこで待ちうけていたのは、アメリカ人講師ジョン(ジョシュ・ハートネット)。一風変わったアメリカンな [...]
脱原発をめざす核物理学者。ベルナール・ラポンシュさん 2017-10-21 フランスの出来事 0インタビュー 11月2日から4日まで、パリで反核をテーマにした《世界社会フォーラムForum Social Mondial (FSN)》が開かれる。市民によるフォーラムは、資本主義によるグローバル化された世界ではない、「もう一つの世界は可能だ」と訴えて、世界の市民から賛同を得た。 今回、FSN [...]
文楽版『月に憑かれたピエロ』の音楽監督、根本雄伯氏。 2017-03-24 音楽 0インタビュー 今晩から、アテネ劇場で始まる、文楽で演出された『Pierrot lunaire 月に憑かれたピエロ』公演。本紙3月15日号では、この演出を手がけ、人形を自ら操るジャン=フィリップ・デルソー氏について紹介した。 もうひとり、このプロジェクトの全体像をとらえるに重要な存在となるの [...]
『淵に立つ』(仏題 HARMONIUM) 深田晃司監督インタビュー 2017-01-09 舞台・映画 0インタビュー 孤独は関係性の先にある。 町工場を営む夫婦の利雄(古館寛治)と章江(筒井真理子)、小学生の娘が暮らす平凡な一家。そこに利雄の知り合いで、刑期を終え出所したばかりのワケあり男・八坂(浅野忠信)が、彼らの生活に入り込む。闖入者の登場は、平穏に見えた家族に残酷な傷跡を残す。 身近な家族 [...]
北朝鮮による拉致事件を小説化『エクリプス』 エリック・ファーユさん 2017-01-05 本 0インタビュー 「小説も、記事も、的確な言葉を使った表現が強いられる点では同じ」と言うエリック・ファーユさん。1991年から、一年に一冊のペースで著書を出版する現代フランス文学の旗手は、ロイター通信で速報を書く記者でもある。 10年前「未知の国だから、行ってみた」日本。そこで〈もっと知りたく、行 [...]