Sellae 落ち着いた雰囲気で季節感あふれる料理を。

Œuf mollet, pleurote, légumes verts et soupe de petit pois.

 3月末にオープンしたばかりだが、早くも口コミで人気を呼んでいる。居心地の良さそうなベンチ席に着いた途端、隣に座っていたマダムが、「ここは美味しいわよ」とひと言。偶然に隣り合わせた他人にも思わず言いたくなってしまうくらいマダムを感動させたのは、エスカルゴとキノコのフリカッセ、サヴァイヨンソース添え(12€)だそう。彼女のおすすめも試したかったが、メインと前菜またはデザートで19€、前菜+メイン+デザートで22€とあったので、ランチのフルコースを試すことにした。

 大瓶のマグナムで仕入れているワインは6€から。暑い日だったので、ラングドック地方のFaugèresの白を試してみたら、なかなかコクがあり素敵なワインだった。

 半熟卵とヒラタケにグリーンピースのスープをあしらった春らしい一品が本日の前菜だ。彩りが美しいだけでなく、新鮮なグリーンピースそのものの味がして幸せな気分になる。メインはフィレ・ミニョンのロースト。フレグラという、サルデーニャ特有の粒々パスタが添えてあり、肉汁たっぷりのソースとともに味わえるのが嬉しい。デザートはアーモンドのフィナンシエのリコッタクリーム添え。甘さ控えめで、量も多くないのでフルコースでも問題なく食べられる。

 店名のSellaeとは、ラテン語で椅子のことらしい。シェフが以前に手がけていた店の名前がテーブルを表すmensaeだったのと同様に、奇をてらわず、シンプルでまっとうな料理を目指していることが窺える。昼時に近所に住むと思しき、おいしいものをよく知っていそうな初老のカップルたちがほとんどの席を占めていたのは偶然ではなさそうだ。(里)

(左)Filet Mignon, frégola sarda au jambon(中央)Financier amande et crème ricotta(右)外観。シェフは、魚料理でも定評があるThibaut Sombardier氏。

 


Sellae

Adresse : 18 rue des Wallons, 75013 Paris
TEL : Tél : 01.4331. 3604
アクセス : M° St-Marcel / Les Gobelins
月~土 12h15-14h30/19h30-22h30 日休