エネルギー危機を受け、パリのイダルゴ市長は9月13日、パリ市の省エネプランを発表した。消費エネルギーを10%減らすべく、建造物ライトアップの時短、暖房の温度低下などを実施する。
イダルゴ市長は、パリ市が運営する建造物のライトアップの消灯を、現行の01時から22時に早める意向を発表した。9月23日から実施される。エッフェル塔は党内の見学時間終了後、23h45に336機のプロジェクターを消灯。他にもパリ市立美術館、区役所、パリ市役所、サンジャックの塔などが消灯時間短縮の対象に。街灯は、治安のために消さない方針で、セーヌ川にかかる橋のライトアップも航行船舶の安全性を確認の上で判断する。
また暖房は、市が運営する建物内の室温を、今までは19度だったのを18度に。人が不在の夜間、週末などは12度に下げ、暖房開始の時間も30分ずらす。また、40ほどの市営プールの水温を26度から25度に、室温27度を26度に、1度ずつ下げる。