ノルマンディーの作家と食 〈29〉 2018-07-12 1880年に亡くなったフロベールの遺作となった小説『ブヴァールとペキュシェ』(1881年)は、一種の壮大な百科事典のようにも読める。準備にあたって、フロベールは何千時間も園芸や科学、歴史などの本を読みふけった。また、老体にむち打ち、時には愛弟子のモーパッサンをともなってリサーチのために旅行もした。 筋書きはい... ノルマンディーの作家と食 他 0
今年の夏のバカンス 2018-07-12 Ipsosが行った調査によると、今年の夏はフランス人の69%がバカンスに出かける。昨年に比べて4%増で、オーストリア、スイスを抜いてヨーロッパトップの座に。 そのうち43%がスペイン、イタリア、ポルトガルなど国外に。一家族当たりの平均予算は1993€。... 数字でみるフランス 0
『Woman at war』正攻法では生き延びられない。 2018-07-12 山間地帯でワイヤーを切断する女がひとり。環境汚染に関与するアルミ工場に闘いを挑む環境運動家ハラだ。政府は破壊行動に手を焼き、犯人探しに躍起になる。彼女の表の顔は生徒に慕われるコーラスの先生で、過激な活動家のイメージとはほど遠い。... 舞台・映画 0
「ヨーロッパシティ」はいらない! 2018-07-11 建設予定地でダイインで抗議する人々。 パリ・シャルルドゴール空港とブルジェ空港の中間にある、欧州有数の穀倉地帯が「開発」の波で消え去ろうとしている。スーパーのオーシャンと中国のワンダグループが提携し、ショッピングセンター、ホテル、屋内スキー場などの娯楽施設、文化施設を備えた巨大複合施設を作ろうとしているからだ... 抵抗する人 0
トルコ風に子牛の肩肉をヒヨコ豆といっしょに煮込んでみよう。 2018-07-10 Ragoût de veau aux pois chiches 英語でもchickpeaと呼ばれるように、どこかヒヨコを思わせる形のヒヨコ豆。水煮された缶詰が出回っているけれど、乾燥豆を買ってきて自分で煮ると、適度の歯ごたえ、豆ならではのほっくり柔らかな味わいを楽しむことができる。子羊肉との相性もいいけれど(7... 肉料理 0
Languedoc 2018-07-09 今回のレシピのような地中海料理には、地元のワイン、というわけで、ガール、エロー、オードの3県で作られ、どんどん品質が向上しているラングドックの赤。熱い太陽を浴びて育ったグルナッシュ種のブドウが半分以上、それにコット・デュ・ローヌにも欠かせないカリニャン種やシラ種のブドウが原料。2015年物だけに、濃い朱色も落ち着き... ワインの種類 0
クライミングはチームで楽しめる。 2018-07-07 3歳から挑戦できる子ども用の壁も完備。 ボルダリングジム Arkose Nation フランスではクライミングがちょっとしたブーム。2020年の東京オリンピックから正式種目に選ばれたことが大きい。中・高校の体育の授業で体験する子どもも多く、年々身近なスポーツとなっている。クライミングの良いところは、レベルを問... こどもとおでかけ 0
同性カップルも異性カップル同様に 2018-07-06 「同性カップルは社会的、あるいは生物学的にやや標準から外れているのだから、誰も望まないような標準外の子どもで我慢してもらわなくてはいけない」 6月18日、セーヌ=マリティーム県養子縁組サービス責任者の発言。フランスでは2013年から同性カップルも異性カップル同様に養子が認められているだけに「この発言が事実だとす... 発言から知るフランス 0
Ottanta|南イタリアの白い宝石、ブラータチーズを召し上がれ。 2018-07-06 いよいよ夏モード全開の7月。トマトとバジルとモッツァレラのイタリアントリコロールが鮮やかな、カプリ風サラダがテラスを彩る。こんな季節にぴったりのお店の名はOttanta、イタリア語で80を意味する。南イタリアはプーリア州出身のサラさんが、パリから80キロ以内の農家から仕入れる牛乳を使って、パリ郊外ランブイエの工房で丹念に作る故郷の味。それはプーリア名物のブラータに加え、モッツァレラやリコッタに燻製チーズのスカモルツァなど、新鮮さを追求したチーズの数々だ。... ヨーロッパ諸国料理 0
マダム・キミのシルバーラウンジ2018年7月1日号 2018-07-05 下野さんは鹿児島県山地で1946年に生まれた。竹細工職人だった父は彼が中学に入る頃村の職員に採用され月々給与を貰えるようになった。高校の先生が機内食関係で働く人を紹介してくれ、機内食の会社に7年勤務。その後、西ベルリンのヒルトンホテルに2年勤務。TV番組『われら世界に生きる包丁一本ベルリンへ』に出... シルバーラウンジ 0