母国語で読むということ〈フィンランド語編〉 Rue des Ecolesの書店を出て、ふと振り向くとフィンランド文化会館Institut Finlandaisなる建物が立っていた。にぎやかである。深みのある金髪の美女たちにひきつけられるように扉を開けると、改築工事を終えたばかりのこけら落としを兼ねた写真展のヴェルニサー...
「ドロンの再来」と称される甘いマスクで、女性観客を魅了するラファエル・ペルソナ。だが「自分以外のすべてを演じたい」と語る彼は、ドロンよりも熱い役者魂を持つ。今月公開のニコラ・バリー監督『Au bonheur des ogres』では、デパートの苦情担当者に扮して、作家ダニエル・ペナックが構築したブラック・ユ...