ステレオは心を癒す薬。 1998-06-01 パリの日本人 0 日本では循環器外科の医師で心臓バイパス手術をしていた畠山さん。英語、独語の他に仏語もできればどこの国の学会でも困らないだろうと、語学研修でブザンソンを訪れたのは20年前。以来、日本・フランスを行き来するうちに、いつしかパリに落ち着いてしまった。 彼はクラシック音楽の大ファンで、弘 [...]
俺は21世紀の男やで! 1998-05-01 パリの日本人 0 いつも奇妙キテレツな謳い文句の広告で驚かせてくれる駝鳥便。手ごろな値段で、しかも丁寧な仕事で有名な、頼もしい引越し屋さんで、読者の中にもお世話になった人は多いはず。アフリカのサバンナをタカタカとすばしっこく走り回る駝鳥が、引越し屋のイメージにぴったりということで付けられた名前もユ [...]
女性の体の悩みに答えたい。 1998-04-01 パリの日本人 0 異国で生活していると、体の様々な悩みを相談できる相手がいなくて、不安な思いをすることがある。そんな悩みに、医者として、そして女性の立場から相談にのってくれる一人の女医さんがいる。 庄野マリさんは、96年にパリに来て以来、専門家のアドバイスを求めて彼女を頼ってくる女性の多さを実感し [...]
オーバカナルの成功は食空間ラテン化の象徴 1998-03-15 日本のフランス 0 この欄で紹介するにはちょっと遅すぎた感のある原宿の『オーバカナル』(5474-0076)。朝の光が眩しいカフェテラスをはじめ、ベビーフットのあ るサル、奥のビストロ、併設のパン屋、さらに地下の化粧室と電話コーナー、階段の意匠に至るまで、ものの見事に疑似パリ空間です。 お昼に& [...]
マーケティングを武器に今の日本を伝えたい 1998-03-01 日本のフランス 0 長野オリンピック会期中、実行委員会NAOCから連日6万部が発行された3カ国語新聞「Nagano 98」24頁に構成された日英仏語の独立した記事は、それぞれの国の人気種目や人気選手の違いが窺え、コンパクトながらなかなか読み応えがあった。同紙で 仏語デスクを担当したスタッフのひとり [...]
サッカー日本代表監督からオヴニーへのメッセージ 1998-02-15 日本のフランス 0 暗い話題ばかりの日本で、岡田武史氏(41)は、依然、時の人だ。 「指導者みずから浮かれている場合じゃないんで、CM出演も全部お断りしました。でも、あまりに美化され過ぎで怖いんですよ、最近…」 ユーモアを忘れぬバランス感覚に勝れた愛称・岡チャンも、さすがに昨年12 [...]
ようこそ長野オリンピック選手村へ 1998-02-01 日本のフランス 0 いよいよ7日から始まる長野冬季オリンピック。会期中はもちろん、準備段階から公式言語の仏語と日本語を操る仏人フタッフが多く関わっている。1年半前から長野市内にある五輪実行委員会NAOCに勤めるカトリーヌ・ブテイエさんもその一人。 「大学で日本語を専攻後、岩手の国際交流員として来日 [...]
『書物の祝祭』– 現代日本のルリユール — 1998-01-15 日本のフランス 0 パリの街を歩いていると、<RELIURE>の看板を掲げた工房を見かけることがある。ルリユールとは中世から続く伝統的製本工芸。日本には栃折久美子氏によって紹介され、池袋コミュニティカレッジに教室がある。 先日、日本の主だったルリユール作家が一堂に会す『書物の祝祭』が [...]
活字ファンに朗報。仏マガジンギャラリーのオープン! 1997-12-01 日本のフランス 0 仏の新聞雑誌を手に入れたいと思っても、限られた一部の書店まで足を運ぶのは、都心に住んでいても億劫だ。高いし、だいいち在庫があるのかどうか…そこで朗報。東京赤坂みすじ通りに仏の新聞雑誌・CDを一堂に集め、コーヒーを飲みながら自由に閲覧できるスペース、メゾン・ド・ラ・ [...]
〈フレンチ狂〉って何? 1997-11-15 日本のフランス 0 ゴロワーズ・ブルーの装丁で目を惹くエッセー集『フレンチ狂日記』(平凡社刊)が話題になっている。 タイトルがいわくありげなので、著者の永瀧達治氏(49)に、まずそのあたりから聞いてみた。 「若い人たちが<フレンチ>と気軽に言うのを聞いて、いいなと思ったんです。僕と同年代のいわゆ [...]