美食の都・リヨンに 「ガストロノミー館」オープン。 2019-11-25 パリから行ける街 0散策 フランス料理がユネスコの無形文化遺産に登録されてから9年。リヨンに「国際ガストロノミー館 Cité internationale de la Gastronomie」がついにオープンした。登録を機に、国内の4都市に食文化施設を置くことを文化省と農業省が決定。フランス食の遺産・文化 [...]
北ヴォージュ、クリスタルの郷へ。 2019-11-09 パリから行ける街 0読者プレゼント特集記事 *『マイゼンタール・吹きガラス工房のクリスマス飾りプレゼント』* アルザスとロレーヌ地方にまたがる北ヴォージュの森では、15世紀末から今日までガラスづくりの技術が綿々と受け継がれてきた。ガラスの原料となる砂岩、燃料の木、砂の融点を下げるカリウムを含むシダ類などが豊富 [...]
〈レースの文化史〉伝え10年、 カレーのレース館へ。 2019-10-18 パリから行ける街 0散策 カレー市の「レースとモード館」が開館10周年を迎えた。ルネサンス期の王侯貴族の装束、ウェディングドレス、ランジェリーなどのイメージが先行するレースだが、ここではモードにとどまらない。レースの起源から、産業革命を経てカレーの町がレース生産の一大拠点となるまでの〈レース文化史〉を一望 [...]
南フランスの港町、セート 詩人ヴァレリーの墓地と美術館。 2019-09-16 パリから行ける街 0散策読者プレゼント南仏 *『P・ヴァレリー美術館のオリジナル扇子プレゼント』* ポール・ヴァレリー(1871-1945)は南仏セート生まれの詩人。アカデミー・フランセーズ会員に選ばれ国葬もされた偉人だが、パンテオンに入らず亡骸は故郷に戻った。生前、彼が「海辺の墓地(Cimeti=シャルル墓 [...]
城を築く。〜ゲドロン城、21世紀の「中世の城」〜 2019-09-02 パリから行ける街 0特集記事 ブルゴーニュ地方の森のなか、中世の城を建てている人たちがいる。修復でも、どこかの城の復元でもない。13世紀、この森の一角に城を構えたであろう人物像を想定し、その領主にふさわしい設計をし、30年間かけて城を築くという一大建築プロジェクトだ。 当時の建築方法を伝える文献がないため、途 [...]
MO.CO. モンペリエの現代アートの夏。 2019-07-17 パリから行ける街 0散策日曜営業 6月29日、モンペリエに現代美術館「コレクション館」がオープンした。コレクターや財団の所蔵品などで特別展を行う美術館だ。第一回目は岡山の石川文化振興財団の所蔵品から44点を選んだ 「石川コレクション」展。 [...]
ブローニュ・ビヤンクール、 30年代の街。 2019-07-01 パリから行ける街 0特集記事 第一次世界大戦が終り、第二次大戦が始まるまでのつかの間の平和な時代、1925年、パリで開催された 「装飾芸術と産業の国際博覧会(アール・デコ万博)」では、ル・コルビュジエのエスプリ・ヌーヴォー館などの機能的でシンプルな近代建築と、幾何学的だけれどシックなアール・デコの装飾や建築が [...]
モードの革命児・ディオールの感性を育んだ、ノルマンディーの家。 2019-05-16 展覧会イベント情報パリで遊ぶパリから行ける街 0散策 Musée Christian Dior – Granville パリから真西に340km行くと、ノルマンディーの港町グランヴィルに着く。駅から浜辺の遊歩道まで歩いて、そこの岸壁に造られた小径を登ると、イギリス海峡を一望できる高い丘に出る。丘の上にひろがる庭の中央に、 [...]
エドモン・ロスタンの家 バスクの丘にそびえる夢の劇場。 2019-04-15 パリから行ける街 0散策 Villa Arnaga – Musée Edmond Rostand 世界的に有名な戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』の作者であるエドモン・ロスタンは、若くして肺の病気に苦しめられていた。そんな彼が療養のために家族とともに1900年に訪れたのが、バスク地方の温泉地で [...]
ディジョンの老舗パン・デピス屋を訪ねて。 2019-03-22 パリから行ける街 0散策 La Fabrique de Pain d’épices Mulot & Petitjean マスタードやカシスで有名な美食の街ディジョンには、もう一つの名産品がある。蜂蜜と香辛料入りのお菓子、パン・デピスだ。中世から欧州各地に存在し、今も愛好者の多いパン・デ [...]