ユダヤ人の個人史でもある。 Lasar Segall展 2000-04-01 アート 0 ラザール・セガールは、1891年リトアニアの首都ヴェルナに生まれたユダヤ人である。ロシアの混乱をのがれて、ベルリンで美術教育を受けた彼は、1910年、ドレスデンに移り住む。ドイツ表現主義の影響を強く受け、1919年、他の表現主義アーティストらと共に、グループ1919を結成。19 [...]
(南)が推薦する4月のシャンソン。 2000-04-01 シャンソン 0 ★★★ Lynda Lemay 現在、カナダ出身の歌手といったらすぐに思い浮かぶのがC・ディオンやM・ファルメールといったポップス系歌手だが、 モントリオール出身の自作自演歌手リンダ・ルメイという、ケベックを中心にカナダ全土で精力的な公演活動を続ける期待の新星が登場した。彼女は [...]
私、パリでまた一から始めます。 2000-03-01 音楽 0インタビュー 人懐っこい笑顔とトレードマークの黒い帽子でひょっこり現れた沖至さんは、ジャズをこよなく愛するミュージシャン。トランペットを演奏して、日本、ドイツ、フランスと飛び回っている。 リヨンに10年以上も住んでいたのだが、今年になって70年から85年まで住んでいたパリに戻ってきた。引っ越し [...]
投影されるイメージでフォルムを再構成。 James COLEMAN展 2000-03-01 アート 0 1941年、アイルランドのダブリンで生まれたジェームズ・コールマンは、コンセプチュアル・アートの作家として国際的に知られている。60年代末から、写真、スライド投影、ビデオ、映画、さらには「活人画」の人物たちなどに頼りながら、伝統的なフォルムをくずそうと試みてきた。コールマンにと [...]
(南)が推薦する3月のシャンソン。 2000-03-01 シャンソン 0 ★★★今月のオランピア劇場 かなり若者向けです。6日のJ・L・Muratは前号で紹介ずみ。7日のM (エム)は、エイズで死んだ世紀末歌手のクラウス・ノミやドラゴン・ボールの主人公を思わせる奇抜なヘアスタイルで、このところ話題に事欠かない。13日のPhilippe Valは、アナー [...]
歴史をどのように書くか、の考察。 The Poetics Project (1977-1997) 展 2000-02-01 アート 0 つい最近フランス国立近代美術館が入手したマイク・ケリーとトニー・アウスラーの「ザ・ポエティクス・プロジェクト」は本来、1997年にケッセルで開催されたドクメンタ展のために制作され、東京のワタリウム美術館でも展示された。 マイク・ケリーはアメリカ大陸とヨーロッパの過去10年間の [...]
(南)が推薦する2月のシャンソン。 2000-02-01 シャンソン 0 ★★★ Les Wriggles 赤のTシャツにバミューダのパンツ。おかしなキャラクターで競い合う5人のお兄さんたち、レ・ウリグルズのステージが、今、パリの若者たちの間で大受け。 ギターひとつで歌うパンク・ポリフォニーからラップ・アコースティックなど、彼らのオリジナル性に富んだハ [...]
素材が語る布。 Anni Albers展 1999-12-01 アート 0 アニー・アルバースは、存命なら今年でちょうど100歳。彼女は、1922年にバウハウスに入り、バウハウスが閉鎖される1933年まで制作を続け、その後、夫で画家のヨーゼフ・アルバースと米国に移住する。バウハウスのテキスタイル・アトリエの生徒の中ではおそらく一番の才能の持ち主であり、 [...]
(南)が推薦する12月のシャンソン。 1999-12-01 シャンソン 0 ★★★★Ute Lemper “De Weimar a Paris”恵まれた容姿と強靭な喉。歌、演技、 踊りと揃った抜群のパフォーマンスで世界中のコンサート・ホールを魅了するウテ・レンパーの優雅で華やかな大人のステージは、パリの年末のスペクタクルに絶対欠か [...]
冬は文学賞の季節。 1999-12-01 本 0 ●Je m’en vais, Jean Echenoz editions de Minuit, 1999 : Prix Goncourt 地図で北極はなかなか見づらい。それは世界地図の上部にある直線であるか、飛行機から見るような一つの点でしかない。前者の場合は側面し [...]