「生体計測/身体と同一性」展 2006-07-15 アート 0 ラ・ヴィレットの科学産業都市の一角で行われている「生体計測展」では、体の細かな特徴で相手を特定する生体認証の歴史や最新技術が、コンパクトに展示され、顔輪郭のコンピューター解析や、筆跡鑑定システムを、子供が大喜びでトライしている。ただ、この技術が犯罪捜査や外国人管理の切り札の指紋 [...]
自分の体を使って表現の可能性を追求。 « Cindy Sherman » 2006-07-01 アート 0 1954年生まれのシンディ・シャーマンは、写真家のなかでも特異な存在だ。デビュー当時から、モデルは自分一人だけ。衣装を変え、顔を変え、シチュエーションを変えて、どこにもない場所にいる、誰でもない女を創り出す。 ニューヨーク州の大学で絵画を専攻したが、ある時、「絵はもういい」と [...]
彼の視点は明らかに植物側にある。 « Le Douanier rousseau – Jungles a Paris » 2006-06-01 アート 0 日本でも超がつくほど有名なアンリ・ルソー。今さらルソーでもあるまいに、と思っていたが、今年、あらためてルソーの作品を見ることには意義がある。植民地主義との関連のうえで、だ。 今年は、フランスで、植民地主義にまつわる象徴的なできごとが起きた。1月、シラク大統領は、植民地主義を肯 [...]
★★★★Sapho 2006-05-01 シャンソン 0 元フレンチ・ロック歌手のサッフォーが、アラブ・アンダルシア風にアレンジして歌った唯一無二のレオ・フェレ集がいま評判。 3部構成のプログラム。〈詩人たち〉ではアラゴン、ヴェルレーヌ、ランボー、ボードレールの詩を歌い、〈スペイン〉で歌われた『希望』に驚き、〈代表作〉では『時の流れ [...]
黒人であり、フランス人であり。 2006-05-01 本 0 ●Noir et francais ! 1998年、サッカーのW杯でフランス代表が優勝した時、チュラム、バルテーズ、ジダンといったとそれぞれ肌の色の違う選手の団結がもたらした勝利は、〈black-blanc-beur〉と、そのままフランス社会の人種の多様性がもたらした勝利のごと [...]
ものの見方が影響される。 « Hans Bellmer » 2006-05-01 アート 0 (羽)は、まったく関係のないものを体の部分と比べて、「△△が○○に見える」と正直に言うため、連れから「セックス・マニアック」と揶揄される。こんな輩(やから)は、ハンス・ベルメール展を見てからそう言ってほしい。ベルメールの想像力には、ただただ脱帽するのみ。彼に比べたら、(羽)なん [...]
辛辣たる現実。 2006-04-01 本 0 ●Le Rapport de la CIA : comment sera le monde en 2020?/ Nos vaches sacrees 今回紹介する二冊は、フランスでここしばらく話題になっているものだ。二つとも現在の、そしてこれからの世の中についての分析を提案して [...]
アート系作品50年を振り返る 2006-04-01 アート 0映画 5区にあるAction Ecolesでは、50人のシネアストでアート系作品50年の歴史を振り返る特集が開催中だ。ベルイマンの『処女の泉 La Source』(4/7上映)やパゾリーニの『マンマ・ローマ Mamma Roma』(4/21)は学校をさぼっても見る価値があるし、モーリス [...]
作風が近づいたり離れたり。 « Cezanne-Pissarro » 2006-04-01 アート 0 親交があった美術家二人の合同展は楽しい。同じような題材の作品を見比べたり、二人の作風が近づいたり離れたりするのを感じることができ、単独の作家の回顧展とはまた違った味がある。オルセー美術館で開催中の「セザンヌとピサロ」は、その線上にある展覧会だ。約20年にわたるお互いの影響を、年 [...]
幸せに。 2006-03-01 本 0 ●La Plus Belle Histoire du bonheur 春です。まだ暖房は消せないけど。まだ木々が緑になるにはちょっと早いけど。もう3月。春です。 ここ何カ月、あるいは何年も低迷しているフランス。精神安定剤の使用量がヨーロッパ一(世界一?)と評判のフランス人。社 [...]