往年のシャンソン歌手 2013-08-12 シャンソン 0 往年のシャンソン歌手レオ・マルジャンヌは、8月26日に101歳の誕生日を迎える。この1年間、20歳も若く見える彼女の元気な姿がTVのニュースで度々報道されていた。 彼女が創唱した『Seul ce soir 今宵ただひとり』は、第2次世界大戦中、ナチス占領下のパリで [...]
『一台の黒いピアノ…/ バルバラ 未完の回想』 2013-07-01 シャンソン 0 現代シャンソンの最も重要な創造者の一人、バルバラの没後15年。本書は5月に日本で発売され、歌う女、ピアノの女、恋する女をまっとうした彼女の生きざまに共鳴するファンのみならず多くの読者の間でも大きな話題になっている。 バルバラについては、長い間、音楽専門家や批評家たちの間で誤っ [...]
大人のシャンソン集 2013-06-04 シャンソン 0 シモーヌ・タシモは、ジャーナリスト出身で50歳を過ぎてから歌手に転向。4年前には、ゲンズブール集『GAINSBLUES』をリリースして、YOU TUBEでは、彼を真似てライターの火でユーロ札を燃やすシーンが話題に。ブリジット・フォンテーヌに負けないスノビズムと過激さが彼女の特徴 [...]
90年代におけるフレンチ・ポップスの立役者 2013-05-09 シャンソン 0 今年の Victoires de la musique (仏音楽大賞)で最優秀男性歌手賞を受賞した自作自演歌手のドミニク・アは、カトリーヌやミオセックなどともに90年代におけるフレンチ・ポップスの立役者として活躍し、また、女優兼歌手のジャンヌ・バリバールやヤン・ティエルゼン、フ [...]
バンジャマン・ビオレ 2013-03-09 シャンソン 0 バンジャマン・ビオレは、今日、フレンチ・ポップス界で最も人気のある自作自演歌手兼音楽プロデューサーで、最近は俳優としても活躍。若いときのゲンズブールに似た、ニヒルでダンディーな感じが女性に人気があり、雑誌のグラビアの写真や広告にも登場する仏版小室哲哉のような存在だ。日本でも知ら [...]
マリヤ・グリンベルク 2013-03-09 音楽 0 マリヤ・グリンベルクというピアニストは1908年ロシアのユダヤ系知識人の家庭に生まれる。スターリンの圧政下に夫と父を処刑され、自身も演奏の場を奪われたが、スターリンの没後、名声が高まる。1964年から1977年にかけてベートーヴェンのソナタを全曲録音。その全曲9枚組が発売された。 [...]
パトリシア・カースの新作『KAAS chante PIAF』 2013-02-04 シャンソン 0 今年はエディット・ピアフ没後50周年。昨年末にでたパトリシア・カースの新作『KAAS chante PIAF』は、英国のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、久々に話題のアルバムに。 盲目の女の恋を歌ったムスタキの『あなたはきれいね、分かってるでしょう』ほか、『あの太陽 [...]
実力派の美人歌手 2012-12-03 シャンソン 0 ノルウェン・ルロワは、新人歌手登竜門で人気のTV番組〈スター・アカデミー〉の第2回コンテストで優勝してデビュー以来、フレンチポップス界に君臨してきた実力派の美人歌手。2012年12月にリリースした『Bretonne』が、昨年以来、フランスで大ヒットした。 このCDでは、彼女が [...]
新人歌手ヤン・ドニがうたう20世紀のランボー 2012-11-02 シャンソン 0 昨年、アラン・ルプレストのアルバム『氷山が溶けてしまう時』が日本でも発売され、シャンソンファンの間で彼の人気が急速に高まる最中、20世紀のランボーと呼ばれた、この偉大な酔どれの歌手・詩人・作家は57歳の若さで自ら命を絶った。ガンに冒され、死の淵(ふち)をさまよいながらもシャンソ [...]
ソープ&スキン(アンニャ・プラシュク) 2012-10-10 音楽 0 Soap&Skin ソープ&スキン(アンニャ・プラシュク)はまだ22歳。新CD『Narrow』は、3年前の処女作『Lovetune for Vacuum』で、ビヨーク以来の天才の誕生とうならせてくれた期待を、さらに確かなものにした。思春期から心深く押しやられてき [...]