唯一無二の独創性 2013-09-04 シャンソン 0 パリ在住のダンサー・女優・脚本・演出家の毬和恵(まり・かずえ)の、2年間続いた『De Tokyo à Barbara』は、近年、まれな良質なコンサートとして、唯一無二の独創性がバルバラ関係者やファンの間で高い評価を受けた。 今秋から始まる新バルバラ集『Les Petits cai [...]
往年のシャンソン歌手 2013-08-12 シャンソン 0 往年のシャンソン歌手レオ・マルジャンヌは、8月26日に101歳の誕生日を迎える。この1年間、20歳も若く見える彼女の元気な姿がTVのニュースで度々報道されていた。 彼女が創唱した『Seul ce soir 今宵ただひとり』は、第2次世界大戦中、ナチス占領下のパリで [...]
『一台の黒いピアノ…/ バルバラ 未完の回想』 2013-07-01 シャンソン 0 現代シャンソンの最も重要な創造者の一人、バルバラの没後15年。本書は5月に日本で発売され、歌う女、ピアノの女、恋する女をまっとうした彼女の生きざまに共鳴するファンのみならず多くの読者の間でも大きな話題になっている。 バルバラについては、長い間、音楽専門家や批評家たちの間で誤っ [...]
大人のシャンソン集 2013-06-04 シャンソン 0 シモーヌ・タシモは、ジャーナリスト出身で50歳を過ぎてから歌手に転向。4年前には、ゲンズブール集『GAINSBLUES』をリリースして、YOU TUBEでは、彼を真似てライターの火でユーロ札を燃やすシーンが話題に。ブリジット・フォンテーヌに負けないスノビズムと過激さが彼女の特徴 [...]
90年代におけるフレンチ・ポップスの立役者 2013-05-09 シャンソン 0 今年の Victoires de la musique (仏音楽大賞)で最優秀男性歌手賞を受賞した自作自演歌手のドミニク・アは、カトリーヌやミオセックなどともに90年代におけるフレンチ・ポップスの立役者として活躍し、また、女優兼歌手のジャンヌ・バリバールやヤン・ティエルゼン、フ [...]
バンジャマン・ビオレ 2013-03-09 シャンソン 0 バンジャマン・ビオレは、今日、フレンチ・ポップス界で最も人気のある自作自演歌手兼音楽プロデューサーで、最近は俳優としても活躍。若いときのゲンズブールに似た、ニヒルでダンディーな感じが女性に人気があり、雑誌のグラビアの写真や広告にも登場する仏版小室哲哉のような存在だ。日本でも知ら [...]
パトリシア・カースの新作『KAAS chante PIAF』 2013-02-04 シャンソン 0 今年はエディット・ピアフ没後50周年。昨年末にでたパトリシア・カースの新作『KAAS chante PIAF』は、英国のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、久々に話題のアルバムに。 盲目の女の恋を歌ったムスタキの『あなたはきれいね、分かってるでしょう』ほか、『あの太陽 [...]
実力派の美人歌手 2012-12-03 シャンソン 0 ノルウェン・ルロワは、新人歌手登竜門で人気のTV番組〈スター・アカデミー〉の第2回コンテストで優勝してデビュー以来、フレンチポップス界に君臨してきた実力派の美人歌手。2012年12月にリリースした『Bretonne』が、昨年以来、フランスで大ヒットした。 このCDでは、彼女が [...]
新人歌手ヤン・ドニがうたう20世紀のランボー 2012-11-02 シャンソン 0 昨年、アラン・ルプレストのアルバム『氷山が溶けてしまう時』が日本でも発売され、シャンソンファンの間で彼の人気が急速に高まる最中、20世紀のランボーと呼ばれた、この偉大な酔どれの歌手・詩人・作家は57歳の若さで自ら命を絶った。ガンに冒され、死の淵(ふち)をさまよいながらもシャンソ [...]
ケベックを代表するロベール・シャルルボワ 2012-10-08 シャンソン 0 フランスでも評価の高い、ケベックを代表する自作自演歌手のロベール・シャルルボワ。久しぶりのパリ公演だが、いつものようにピアノの弾き語りで歌うエネルギッシュな舞台が期待できそうだ。70年代初頭に自作の『リンドバーグ』などで衝撃的なデビューを果たしてから今日に至るまで、英語圏、仏語 [...]