よむたび。〈7〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海

『 ブリッジタワーのためのソナタ 』(仮題) La Sonate à Bridgetower 著 エマニュエル・ドンガラ / Actes Sud 社   ベートーヴェンと「ムラート」の友。  ドイツの音楽家、ベートーヴェンに「クロイツェル・ソナタ」という名で知られる楽曲がある。フランス人ヴァイ...

よむたび。〈6〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海

『 雷雨にさらされて(仮題) 』L'oragé 著 ドゥナ・ルー / Mercure de France社   マダガスカル、ふたりの詩人。 「エステール、君はマダガスカル語の詩について語ることができると思うのかい?そんなものは本来存在しないんだ、それは底のない袋だ…それについて何が言えるというん...

よむたび。〈5〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海

『一つの大洋、二つの海、三つの大陸 (仮題)』 著 ウィルフリード・ンソンデ/ACTES SUD社   バチカン、アフリカ初の大使。  それにしても、なんという人生だろう…。これは「バチカンにおけるアフリカ初の大使」として歴史に名を残す実在した人物の半生を、彼自身の目を通して振り返るというフィクシ...

よむたび。〈4〉
ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海

『 世界は私の言葉である 』 著  アラン・マバンクー Grasset社/Points社から文庫   旅から生まれたエッセイ。  今回は小説でなくエッセイを紹介。小説家で詩人のアラン・マバンクーは、2016年にコレージュ・ド・フランスの教授職に抜擢されたことも話題となった。コンゴ共和国発祥のエレガ...

よむたび。〈3〉
ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海

『 アカシアの賛美歌』 著  コスィ・エフウィ Seuil 社 抗う女性たち。  コスィ・エフウィの5作目となる小説は、家父長制社会の中で、もがきながら生きる女性たちの人生を親子三代にわたって辿っている。予言者であり歴史の語り部として作品の重要な位置を占める祖母、グラス。未だ見ぬ子を待ち続ける娘、イオ=アン...

よむたび。〈2〉
ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海

  『影の消えるまで』 著 ルイ=フィリップ・ダランベール/Sabine Wespieser 社   ハイチとユダヤ人。  1937年、ハイチ共和国は、ナチズムが席巻するヨーロッパから逃れて来たユダヤの人々に無条件でパスポートとビザを発行する決断をした。これは、同国の大統領ステニオ・ヴァンサンが彼ら...

よむたび。
ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 〈1〉

『イヴァンとイヴァナの途方もない、哀れな運命』 著 マリーズ・コンデ/JC Lattès社   2015年1月8日、ある女性警官の死。  齢80歳を迎えた今年、仏領海外県グアドループ出身の作家マリーズ・コンデは彼女の22作目となる小説『Le Fabuleux et Triste destin d'...

北朝鮮による拉致事件を小説化『エクリプス』 エリック・ファーユさん

「小説も、記事も、的確な言葉を使った表現が強いられる点では同じ」と言うエリック・ファーユさん。1991年から、一年に一冊のペースで著書を出版する現代フランス文学の旗手は、ロイター通信で速報を書く記者でもある。 10年前「未知の国だから、行ってみた」日本。そこで〈もっと知りたく、行きたくなる日本の罠〉にかかってしまった...

Tardi-Vernay “Putain de guerre”

 ヴェルダンのメモリアムに出かけなくても、第一次世界大戦の実像に対面できるのが、「見せしめのために銃殺された兵士たちの名誉が回復されるようなことになったら、話は別だが…」とレジオンドヌール勲章を拒否したタルディのBD『Putain de guerre』。この戦争の専門家ジャン=ピエール・ヴェルネのアドバイスを受けながら...

ルーアン文学散歩:フロベールとモーパッサンの師弟愛

パリから特急電車にゆられて約1時間10分ほど西に進むと、ノルマンディーの中心都市であるルーアンに到着する。駅からまっすぐ伸びるジャンヌ・ダルク通りを行けば、歴史的建築物が立ちならぶ美しい旧市街はすぐそこ。手をこらした緻密な装飾に彩られた後期ゴシック建築はどれもこれも圧巻で、ルーアン市民が「石のレース」と自慢するのもよく...
 

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