プラトニックで優しい男女関係。 TCHIN – TCHIN 1998-11-01 イベント・文化情報 0 冬。パメラの夫とセザレオの妻は恋愛関係、つまり浮気関係にある。それぞれの伴侶をとりもどすための策を一緒に練る、という目的でパメラとセザレオは出会い、互いの境遇を慰め合う。何度か合ううちに、真面目で几帳面な英国人女性パメラを、イタリア人のセザレオはラテン人のもつ大仰さと寛容さで包 [...]
コンサート情報 1998-10-15 イベント・文化情報 0 ● Frederic Daverio / Le Troisieme Jour アコーデオン奏者フレデリック・ダヴェリオのソロアルバムにショックを受けた。「アコーデオン界のジミヘン」と叫んだ評論家もいたらしいが、楽器の表現をとことん追求している点が似ていなくもない。たとえばタイト [...]
Philippe Decoufle / Shazam 1998-10-15 イベント・文化情報 0 フィリップ・ドゥクフレ・カンパニーがやっていることは、ダンス? サーカス? 奇術?などと気にしない。彼らならではの奇想天外な衣装、鏡をうまく使った屈折空間、重力を無視したような不思議な振り付け、パロディーのようでありながらどこまでも真剣な肉体の動き…タイトルは英語で [...]
コンサート情報 1998-10-01 イベント・文化情報 0 ★★★★ ALLAIN LEPREST “Nu” ここ数年、フランスのポップ・ミュージック・シーンは、ブルターニュ出身のアーティストたちの活躍がめざましい。若いファンには、マナウのようなブルターニュの新感覚派ラップ・グループが人気だが、ちょっと大人のシャ [...]
サルトルが50年前に書いた戯曲。LES MAINS SALES 1998-10-01 イベント・文化情報 0 自らの手を汚さずに、政治を司ることができるか?理想と現実のギャップから生まれる絶望をどのように克服するか?第二次世界大戦後、実存主義を築き上げたサルトルの戯曲「汚れた手」が、その創作50周年を記念して、初演の場である10区のアントワーヌ劇場で11月初めまで演じられている。 第 [...]
日曜の朝の室内楽 1998-09-15 イベント・文化情報 0 27日は、フランスを代表するピアニスト、ミシェル・ベロフトとジャン=フィリップ・コラールの共演で、曲目は、プーランクの「エレジー」、ストラヴィンスキーの「春の祭典」、ガーシュインの「パリのアメリカ人」。10月4日はボロディン弦楽四重奏団。曲目は彼らが得意とし、CDでも緊張感溢れ [...]
14e FRANCOFOLIES (7/13~7/18) 1998-07-01 イベント・文化情報 0 今日のフランスのポップス・シーンを探るには、外国のポップスが主流の “ブールジュの春” よりむしろ、バランスのとれたプログラムを組んでいる、大西洋の港町ラ・ロシェルの音楽祭に注目したい。今年の主な顔ぶれは次の通り。 13日:ラ・トルデュ。M・サルドー。ナ [...]
夏の演劇祭に 出かけてみたい。 1998-07-01 イベント・文化情報 0 著名な演劇人たちが名を連ねるアヴィニョン・インに比べ、アヴィニョン・オフはこれから有名になろうとする役者たちのエネルギーに溢れている。今年52歳を迎えるインに比べ若いオフは、今から約30年前に国内外の小さな劇団と一般市民たちの交流の場として始められた。誰でも参加で [...]
とてもアメリカンでスピード感のある劇。 POPCORN 1998-06-01 イベント・文化情報 0 映画という想像の世界と現実を混同して起こる事件を耳にすると、セックスだけに敏感な日本とは違って、暴力的な作品にも年令制限を行うフランスの姿勢に共感を覚える。暴力的な殺人シーンを作る映画のプロたちは、作品を面白くするためにと、時には過剰に無責任に暴力を提供するが、実際に事件が起こ [...]
1968 1998-05-15 イベント・文化情報 0 催涙弾と投石の雨のなか、5月のパリは目覚め、そのうねりは、当然のごとく音楽業界にまで達した。まず、ギ・ベアールが歌った、社会変革を促す内容の 「LE GRAND CHAMBARDEMENT」 が口火を切った。労働組合内では自主管理を主張する連帯の歌が次々と誕生し、バリケードの中 [...]