7月1日から、カフェやレストランにかかるTVA(付加価値税)が19.6%から5.5%に下げられることになっているが、メニューの金額は安くならないだろう、というのが大方の見方だ。現在、パリのレストランで、ワインを1杯飲んで15ユーロ以下で食べるというのは至難のわざに近い。気軽に出かけることができる店がどんどん少なくなってきているという印象を抱く人も多いだろう。
そこで、日ごろから、おいしくて、かつ手ごろな値段の店を探して歩いているオヴニースタッフがよく出かけていくレストランを、18店一挙に掲載です。安かろうまずかろうではなく、どこか他とは違ったおいしさ、あるいは雰囲気を持ったところを選んであります。
安く上げるためのノウハウは、食いしん坊の友人たちとレストラン情報をひんぱんに交換すること、店の外に出ているメニューの料金をしっかり研究すること、店内をのぞいてよく入っているかどうかを見極めること、食べている人の皿のおいしさ具合を目だけでもチェックすること、一人よりは数人で行ってワイン1本やら1/2ピシェを分け合うこと、食後のコーヒーは最低2ユーロはするので気をつけること…。とにかく、楽しくワイワイ、Bon appétit!
1920年の創業の庶民的定食屋〈Le Béarn〉。
formule(セットメニュー)12.5€
前菜+メインまたはメイン+前菜
前菜:トマトと卵のサラダ
サバのおろし身
アーティチョーク
メイン:鶏のカレー、ライス添え
ステーキ、コショウ風味のソース添え +2€
アシ・パルマンティエ
デザート:お好みのものを選択
本日のメイン一品10€