とにかく巨大なスペースだ! 15 848m2の敷地に総床面積39 000m2。内外から集まったアーティストたちが、そこに住んで作品を作り上げる。そのアトリエ兼展示場が18カ所、コンサートなどが催される劇場が二つ(200席と400席)、(まだ本屋とカフェくらいしかないが)ブティック用スペースが1000m2、イベント用会場が6000m2。鉄骨と石とレンガとガラスでできた19世紀の典型的な工場風建築は、1905年から1997年までパリ市の葬儀サービス課が使っていたが、2006年からの大改修を経て文化センター〈104サンキャトル)〉が10月11日にオープン。
屋根と窓から外光がたっぷりと入る広々としたホールはまるで散歩道。アーティストと市民の交流の場とうたわれている通り、インスタレーションやビデオ作品などを制作中のアトリエをのぞくこともできる。(し)
104 (CENTQUATRE):5 rue Curial/104 rue d’Aubervilliers 19e
01.5335.5000