暑い日が続くと、仕事が終わったアペリチフどきに飲みたくなるのは、やっぱりビール!
ミュンヘンでひと夏を過ごしたことがある。名高いビアガーデンで1リットルの大ジョッキを飲みながらつまむのは、粗塩がまぶしてある大きなブレッツェル、白いソーセージ、パプリカなどを混ぜ込んだチーズペースト。ミュンヘン郊外にある修道院のビアガーデンでは、ツリーのような形になったダイコンの薄切りが出てきて、ビールとの取り合わせの妙に感心したことがある。
毎号フランス料理のレシピを書いている(真)がちょっと頭をひねった、ビールのおつまみたちが勢ぞろいです。どれをとっても、作るのも簡単でつまみやすく、そして味はどこかフランス的…。つまみがおいしいからといって、飲み過ぎには十分に気を付けてくださいね!
ブリュッセルの友人は「ビールはチャンポンにしても悪酔いなし」と言いながら、多種多様なビールを車に詰め込んでやってくる。最近はスーパーに置いてあるビールの種類も豊かになってきている。いろいろなビールを用意し、「コクがある」、「さわやか」、「ちょっと甘味が強すぎる」などと飲み比べてみよう。
写真後列左から、ジャンラン(少々甘く、こはく色のビール)、ヒューガルデン(さわやか風味の白ビール)、ボディントン(泡のきめが細かく、柔らかな味)、ギネス(スタウトの王者)、レフ(豊潤な味、ほどほどの切れ味)、前列左から、キリン(世界を代表するラガー)、デュヴェル、シメイ(どちらも度数8度以上のトラピストビール。室温で味わいたい)。
アシスタント:仲野麻紀
写真:アンテナ