ミラも最初の二日だけは、見知らぬ人の中に投げ込まれる不安で、「ママ、行かないでぇ」と、床に転がり派手な泣きのパフォーマンスを披露していたが、三日目以降はすっかり慣れたもの。こっちを見てバイバイできる余裕も身につけた。
さて、フランスにも連絡帳があるが、これが私には不思議な代物だ。連絡事項が書いてある紙が、どんどんノートに糊付けされ増えていく。どうも資源の無駄にしか思えない。それに自分が子供だったころは、連絡帳というのは、もう少し先生の直筆メッセージなどがあった気がするのだが、今はすべてパソコン打ちされコピーされた紙のみだ。個々の子供についてのコメントがあるわけでもない。そして最後に連絡事項を親が読んだかどうかをサインして返す。なんだか事務的で寂しい。もし日中の娘の様子を知りたければ、自分で機会を見つけて先生方に接近しなければならない。親の方も積極的に動きなさい、ということだろうか。(瑞)
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