「あなた方アルキ*は、人間以下sous-hommesだ。最後の最後まで妻を寝取られる男cocuになるようにできている。名誉心もゼロだ」
2月11日、モンペリエ市で行われた植民地からの引き揚げ者支援集会での、ラングドック=ルシヨン地域議会議長ジョルジュ・フレッシュ氏(社会党)の発言。緑の党は同氏の退陣を要求。社会党のアルノー・モントブール議員も「フレッシュ氏の発言は限度を超えている」と同党からの除名を要求。 *アルジェリア独立戦争中、フランス側につき、戦後フランスに渡ってきたアルジェリア人たち。 |
797億ユーロ 2005年度も、外国資本のフランス国内企業への融資額は383億ユーロと高いレベルを保ってはいるが、フランスから外国へは、その倍以上の797億ユーロが融資されていることが判明。グローバリゼーションに伴い、フランス企業が人件費などコスト安のアジアなどに融資していることが原因とみられている。なお2005年度の貿易収支は265億ユーロの赤字。 974件 1210億ユーロ 42% |
|
現在のところ家禽が鳥インフルエンザにかかったケースはないし、70度以上に熱すればウイルスは死ぬ、という政府の訴えにもかかわらず、パリ郊外にあるランジス卸売り市場でも鶏、七面鳥、鴨など家禽肉の売り上げが20%から30%落ち込み、卸値も50%安。 |
●在宅サービス、さらに利用しやすく ボワロー雇用・社会連帯相は2月14日、従来の〈サービス雇用小切手〉に代わり、高齢者介護、家事支援、ベビーシッターといった在宅サービスの雇用を促進するための〈一般サービス雇用小切手 CESU〉を正式にスタートさせた。これは在宅サービスを利用する手続きを簡便に安価にするもので、個人が直接銀行で購入できるものと、企業が従業員に福利厚生の一環として支給する〈サービス雇用小切手 CESU〉の2種類がある。この措置によって今後3年間で50万の雇用創出が見込まれている。 ●緑の党、大統領選の予備選に向け発車 2007年の大統領選挙に向けて、緑の党が本格的に動き出した。2004年の党大会での決定に基づき、2月15日午前零時に党内予備選挙への出馬申請が締め切られた。ドミニック・ヴォワネ元環境相、イヴ・コシェ国民議会議員、ジャン・ドズサール上院議員、セシール・デュフロ氏らが立候補したとみられ、第1回目の予備選挙は4月14日、2回目が5月23日に行われ、公認候補は5月30日に公表される。実質的にはヴォワネ、コシェ両氏の一騎打ちになりそう。 ●クレマンソーのフランス帰還が決定 シラク大統領は2月15日、アスベスト除去のためインド洋に待機していた航空母艦〈クレマンソー〉をフランスに帰還させることを決めた。同時にアスベスト残量の再鑑定の実施も決定。同日、国務院は環境保護団体グリンピースやアスベスト被害者団体からの訴えを受けて、有害なアスベストを大量に含んだ空母の欧州域外移送は違法と判断。高まる世論の反対に大統領は国務院の判断を待たずに仏帰還を決めた形だ。同空母はブルターニュのブレストに3カ月後に帰還する予定だ。費用約100万ユーロは国が負担する。 |
●鳥インフルエンザ、初の国内野鳥感染 2月18日と22日、仏中東部アン県で死骸で見つかった野生のカモ2羽が高病原性鳥インフルエンザH5N1型に感染していたことが相次いで確認された。仏厚生当局は、家禽の鳥インフルエンザ被害が拡大するナイジェリアなどアフリカからの渡り鳥の飛来に警戒を強めており、15日、家禽の屋内飼育勧告を全県に拡大するとともに、家禽肉の売上減に打撃を受けている家禽産業への援助を検討。また、欧州委員会は22日、フランスとベルギーに家禽への予防ワクチン接種を許可した。 ●店員殺害事件、反ユダヤ主義犯罪か? パリ11区の携帯電話店店員イラン・アリミさん(23)が拉致された後、残酷な拷問を受けて殺害された事件で、コリーン・ゴッツマン予審判事は2月20日、反ユダヤ主義的性格を持った犯罪との見方を示した。犯人グループが被害者の家族に、「ユダヤ人だから金はあるはず」といった電子メールを送りつけていたうえに、残虐なリンチを加えたことなどがその根拠とされている。16日にオ・ド・セーヌ県バニューの集合住宅で犯人グループが一斉検挙され、9人が逮捕された。主犯格のユスフ・フォファナも22日、逃亡先のコートジボワールで逮捕。 ●トリノ冬季オリンピック 2月10日~26日、イタリアのトリノで開催された冬季オリンピックで、23日現在、フランス代表はアルペンスキーの男子滑降でアントワーヌ・デネリアズ、バイアスロン(クロスカントリーに射撃を組み合わせた競技)の女子スプリント7.5kmでフロランス・バヴレル=ロベール、バイアスロン男子12.5km追い抜きでヴァンサン・ドフランヌがそれぞれ金メダルを獲得。 |