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読書の秋、娘といっしょに子供向けの図書館に出かけてみよう。 | ||
●Bibliotheque l’Heure joyeuse お天気が不安定でしかも日が刻々と短くなる今日このごろ、学校が休みになる水曜や土曜あるいは日曜に、子供たちといっしょに何をするか? 親にとっては大きな課題だ。 読書の秋! に限らず、本が好きな娘を連れて、幼稚園の帰りや休みの水曜日によく図書館に出かけていく。パリ市には13カ所に児童・青少年向け図書館があるのをご存知? 中でも5区にあるBibliotheque l’Heure Joyeuseは、〈楽しい時〉図書館という名前だけでも素敵だけれど、それだけでなくパリでも内容がいちばん充実した図書館として名を知られている。 まず、19世紀からの児童図書の所蔵が豊富なことがまずひとつ、そして現代の幼児・児童向け図書に加え、BD(日本でいうコミックス)の充実さも他を抜きん出ているから、子供たちが出かけたくなるのも当然だ。 もちろんパリ市営図書館共通のカードで簡単に本を借りることができる。ただし大人のカードでは有料となるCDやカセットが、子供名義のカードなら無料で借りることができるので、子供専用のカードを作ってもらうことをおすすめしたい。 今年はジュール・ヴェルヌ没後100周年ということで、各地でたくさんのイベントが催されているが、この図書館もその例にもれず、10月4日から11月12日まで、『〈ジュール・ヴェルヌ4つの要素:水、大地、火、空気〉をめぐる旅』という展覧会(ヴェルヌの一連作品の初版本も展示)。そして10月12日と15日(15h~)、ヴェルヌをテーマにした小さなスペクタクル。 ジュール・ヴェルヌ以外にも、毎月第3水曜日(15h~)は4-8歳向けに、第1水曜日(10h30~)は2-3歳向けに、スライドを使ったお話会など、盛りだくさんの催し物や行事が企画されている。 本、DVD、CD、カセット、雑誌、スライドなどを借りるだけではなく(1度に20アイテムを3週間)、こうしたさまざまな催し物に参加するのが、図書館の正しい利用法じゃないか、と思うけれど、いかが?(海)
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