|
||
夏の間は、チュイルリー庭園で大観覧車に乗ってみよう | ||
パリのど真ん中にあるチュイルリー庭園には、夏の間大観覧車が設置される。娘ももうじき5歳、そろそろ乗せてもいいころだろうと、晴れた日に出かけてみた。 夏休みいっぱいリヴォリ通り側に設置された小さな遊園地には、観覧車以外にも、回転木馬、豆自動車、ジェットコースター、ビックリハウスなど、子供が歓声をあげる乗り物がいっぱい。6ユーロと少し高めの大観覧車以外は1.5ユーロから3ユーロで利用できる。観覧車の上からパリを見下ろすのは大人にも気持ちがいい。怖がるかと思ったら案外平気、娘も身を乗り出して歓声をあげている。 炎天下、遊園地にも少し飽きてきた。そこでなるべく日陰を選びながら庭園を散策する。コンコルド広場側に常設のトランポリンをみつけた。5分間2ユーロと書かれているけれど、係のおじさんは15分間遊ばせてくれた。これはいい運動だ。その後はポニーに乗ったり、オモチャの小さなボートを借りて池に浮かばせて遊ぶ。 チュイルリーはパリでいちばん古い公共の庭園。チュイルリーという名前は、中世期には沼地だったこのあたりでtuilleチュイル(瓦)を作っていたことに由来している。庭を設計したのは、ルイ14世お抱えの造園家でフランス式庭園を発案したル・ノートル。ルイ14世の時代には植物と彫刻が共存する庭園だったという。その名残りというわけではないけれど、現在はデュビュッフェ、ジャコメッティ、エルンストなどの彫刻がところどころに置かれ、訪れる人々と静かなひと時を分かち合っている。(海) |
Jardin des Tuileries : 1 place de la Concorde 1er 01.4220.9043 夏期は21時迄開園。遊園地は8月21日迄。平日は24時、週末は01時迄。
ポニーとも仲良しになれる。 |
|
|
||